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いま、子どもたちに伝えたいこと
原田隆史 著
著者は20年間に及ぶ教員生活の中で「生活指導の神様」と呼ばれ、多くの子どもや保護者から絶大な支持を得てきた。今回はその指導の集大成とも言うべき「子どもを“自立した人間に”育てること」についてまとめた、子育て論・教育論。
子育ての基本から、家族を「経営」という発想でとらえる考え方・実践法、親に必要な力、いじめや不登校の問題まで、二児の父親でもある著者の実体験に基づいた言葉は、多くの親、教師を勇気づけるものばかり。新学年、新学期を迎えるにあたり、子育てに悩むお母さん・お父さんはもちろん、先生にもおすすめの1冊!
<書籍データ>
◇四六判並製、220頁
◇定価:1,470円(本体1,400円+税)
◇2010年4月20日発売
◇四六判並製、220頁
◇定価:1,470円(本体1,400円+税)
◇2010年4月20日発売
<著者プロフィール>
原田隆史(はらだ・たかし)
株式会社原田教育研究所 代表取締役社長。北海道・大阪・東京・京都・高知教師塾塾頭。株式会社原田教育研究所陸上競技部監督。埼玉県教育委員。高知市教育アドバイザー。
1960年大阪市生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育、生活指導に注力、問題を抱える教育現場を次々と立て直し、「生活指導の神様」と呼ばれる。陸上競技部の顧問として、独自の育成手法「原田メソッド」により、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回日本一に導く。大阪市教員退職後、天理大学専任講師を歴任。
「原田メソッド」に多くの企業の経営者が注目し、ユニクロ、カネボウ化粧品、野村證券、中外製薬工業、キリンビールなどの企業研修・人材教育を歴任、これまでに約250社・5万人のビジネスマンを指導している。
<講演会情報>
■丸善・丸の内本店 原田隆史先生 刊行記念講演会 開催決定!
開催日時:2010年5月23日(日)
講演会の参加方法・詳細はこちら
■【親子塾2010】開催決定!
開催日時:2010年6月6日(日)東京開催
【親子塾2010】お申し込み・詳細はこちら
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開催日時:2010年5月23日(日)
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<立ち読み>
子どもたちの人格を育むために、具体的にはどのように指導すればいいのか。答えは一つ。それは教師や親がやって見せることです。時間を守る、掃除をする、感謝の言葉を言う。それらを大人が実行して見せること。だからこそ範となるべく教師や親は、自らを律していく必要があるのです。
私たちが幼かった頃、親は背中で教えてくれたものです。「お年寄りを大切にしろ。敬え」などと親から言われたことはありませんでした。そんなことは言われなくても、親や周りの大人がすることを見ていれば、子どもながらに察することができたものです。父親の姿を見ていれば、どうすれば立派な大人になれるかが自然とわかった。美しい生き方をしている母の後ろ姿を見ているだけで、十分に見えない教育がなされていたのです。
ところが残念ながら、現代では背中で教えるなどということが難しくなってきたようです。親が悪いのか、子どもが甘えているのか、はたまた社会の変化なのか。実際に見せなければ、子どもにはなかなか伝わらないのが現状です。
かつては「陰徳を積む」と言われるように、人の目につくところで良い行いをするのは恥ずかしいことでもありました。汚れているのが目につけば、人に知られないようにそっと掃除をする。いかにも私がきれいにしましたなどとは絶対に言わない。それが日本人としての美意識でもあったのです。いまはそうしても、なかなか気がついてくれる子どもはいません。
私は教師時代に、生徒の靴をわざわざ揃えることをしていました。体育館に生徒たちが入る。体育館履きに履き替えるので、運動靴は入り口に散乱しています。その横で私は何も言わずに、まずひたすら生徒たちの靴を揃えます。
「これが私の指導です。やって見せなければ、彼らはいつまで経ってもやりませんよ」 と他の先生方に示します。実際に私のやりかたは、正解でした。
「原田先生は、いつも自分と俺たちの靴も揃えている。俺たちもせめて自分の靴だけは揃えるようにしよう」
そう考える感性のある生徒が次第に増えていったのです。これもまた、時間がかかることです。一度や二度で伝わるものではありません。しかし、これを百日も続けてみてください。ほとんどの生徒たちは自らやるようになるものです。教師だから、生徒だからと、そんな垣根を作るのではなく、同じ人間としての立場に立ってやる。「やって見せる教育」を実践してほしい。
(続きは本書でお読み下さい)
子どもたちの人格を育むために、具体的にはどのように指導すればいいのか。答えは一つ。それは教師や親がやって見せることです。時間を守る、掃除をする、感謝の言葉を言う。それらを大人が実行して見せること。だからこそ範となるべく教師や親は、自らを律していく必要があるのです。
私たちが幼かった頃、親は背中で教えてくれたものです。「お年寄りを大切にしろ。敬え」などと親から言われたことはありませんでした。そんなことは言われなくても、親や周りの大人がすることを見ていれば、子どもながらに察することができたものです。父親の姿を見ていれば、どうすれば立派な大人になれるかが自然とわかった。美しい生き方をしている母の後ろ姿を見ているだけで、十分に見えない教育がなされていたのです。
ところが残念ながら、現代では背中で教えるなどということが難しくなってきたようです。親が悪いのか、子どもが甘えているのか、はたまた社会の変化なのか。実際に見せなければ、子どもにはなかなか伝わらないのが現状です。
かつては「陰徳を積む」と言われるように、人の目につくところで良い行いをするのは恥ずかしいことでもありました。汚れているのが目につけば、人に知られないようにそっと掃除をする。いかにも私がきれいにしましたなどとは絶対に言わない。それが日本人としての美意識でもあったのです。いまはそうしても、なかなか気がついてくれる子どもはいません。
私は教師時代に、生徒の靴をわざわざ揃えることをしていました。体育館に生徒たちが入る。体育館履きに履き替えるので、運動靴は入り口に散乱しています。その横で私は何も言わずに、まずひたすら生徒たちの靴を揃えます。
「これが私の指導です。やって見せなければ、彼らはいつまで経ってもやりませんよ」 と他の先生方に示します。実際に私のやりかたは、正解でした。
「原田先生は、いつも自分と俺たちの靴も揃えている。俺たちもせめて自分の靴だけは揃えるようにしよう」
そう考える感性のある生徒が次第に増えていったのです。これもまた、時間がかかることです。一度や二度で伝わるものではありません。しかし、これを百日も続けてみてください。ほとんどの生徒たちは自らやるようになるものです。教師だから、生徒だからと、そんな垣根を作るのではなく、同じ人間としての立場に立ってやる。「やって見せる教育」を実践してほしい。
(続きは本書でお読み下さい)
<目次>
第一章 わたしの原点
信念を持った父
全面的に信頼し、味方になってくれた母
自信を持たせるための成功体験
リーダーは自分の弱さを知っている
自分が変わらなければ、何も変わらない など
第二章 わたしが目指す人間像
はじめの一歩は未来を見据えること
信じて信じて信じて待つ
書くことで「生きる力」が生まれる
やって見せる教育を
父性・母性・子ども性のトライアングル など
第三章 家族経営のコツ
家族のタイプで知るプラスの気づき
思いのすりあわせが家族をつくる
エゴグラムで知る、わが家の特徴
不登校は家族の力で解決できる
親は子どもの友達でも支配者でもない など
第四章 親づくり・自分づくり
親に必要な“かかわり力”
“長所百個書き”で自信をつける
どんなふうに子どもをほめますか?
「Plan-Check-Do-See-Share」で自立型人間になる
納得できれば子どもは伸びる など
第五章 いま学校で何が起きているか、知っていますか?
似て非なる「自己主張」と「わがまま」
いじめは脳にダメージを与える凶器
当たり前の家族の姿がいじめを防ぐ
最後に子どもを守れるのは大人しかいない
親も教師も自立する など
第一章 わたしの原点
信念を持った父
全面的に信頼し、味方になってくれた母
自信を持たせるための成功体験
リーダーは自分の弱さを知っている
自分が変わらなければ、何も変わらない など
第二章 わたしが目指す人間像
はじめの一歩は未来を見据えること
信じて信じて信じて待つ
書くことで「生きる力」が生まれる
やって見せる教育を
父性・母性・子ども性のトライアングル など
第三章 家族経営のコツ
家族のタイプで知るプラスの気づき
思いのすりあわせが家族をつくる
エゴグラムで知る、わが家の特徴
不登校は家族の力で解決できる
親は子どもの友達でも支配者でもない など
第四章 親づくり・自分づくり
親に必要な“かかわり力”
“長所百個書き”で自信をつける
どんなふうに子どもをほめますか?
「Plan-Check-Do-See-Share」で自立型人間になる
納得できれば子どもは伸びる など
第五章 いま学校で何が起きているか、知っていますか?
似て非なる「自己主張」と「わがまま」
いじめは脳にダメージを与える凶器
当たり前の家族の姿がいじめを防ぐ
最後に子どもを守れるのは大人しかいない
親も教師も自立する など
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