昨年、秋にスマートスピーカーを購入してはや半年。普通のデジタルギアだと、今後も使って行くのかが感じられる頃だ。

(BeeBright/iStock)

 今、Amazon Echoをメインに使っているが、使っているのは、夜寝る前と、朝起きる時。寝る前は、明日のアラーム設定であり、照明のOFF。朝は目覚まし、天気予報、ニュース、本日のスケジュールの読み上げだ。たったこれだけだけど、かなり便利。夜寝る前の積極的に動きたくない時、朝の意識はある程度起きているが、眼でスマホなどの細かい文字を読みたくない時、音声コントロールはこんな時にピタリとハマる。

 スマートスピーカーは、眼と指で使うスマホに対し、音声で使うスマホのようなものだから、ピタリ感があるのも当たり前だ。ちなみに照明のON/OFFは、Wi-Fi未対応なので、赤外線送信機能を持ったスマートリモコンを通して行っている。

半年で進化したこと

 Amazon Echoのスキル(スマホでいうアプリ)は、毎月のように増えており、かなりのことができるようになった。スマホのアプリがそうであったように、今後も際限なく増えていくと思う。今 凝っているのは、Kindle本の読み上げ機能。ちょっと不自然なところもあるが、なかなかのもの。資料整理などの単純作業のBGMとして使っている。

 Google HomeとAmazon Echoを比較した時、去年の秋口では、Google Homeはオーディオ・メーカーを押さえ、Amazon Echo はスキル(ネット上のサービス)を押さえている形だった。

 現在は、オーディオ・メーカーでも、Amazon Alexaを採用したスマートスピーカーを販売しているし、Google Assistant によるサポートも増えている。Amazon Echoにしても、Google Homeにしても(自社サービスを除けば)、目指す方向は同じであるため、最終的に決定的な差は付かないように思う。

特に動きが遅い、日本のホームシステム対応

 3月から、また家電の新製品ラッシュが始まるが、日本メーカーは積極的なスマートスピーカーへの対応をまだ考えていないようだ。これは政府の肝いりで、動いたホームシステムの1つ、HEMS(ホーム・エネルギーマネージメント・システム)が普及しなかったためかもしれない。HEMSは、各家庭で太陽光発電を行い、たちまち使わない電気は、蓄電池に貯めるか、電気会社に販売する。目指すZEH(Zero Energy House)の核になるシステムだが、単独でも節電に寄与するシステムだった。