今月の旅指南

2013年1月25日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 米国マサチューセッツ州ウィリアムズタウンの広大な森の中に建つクラーク美術館。ミシンで有名なシンガー社の創設者の息子で資産家のロバート・スターリング・クラークと、妻のフランシーヌが収集した、ルネサンスから近代に至るヨーロッパ絵画で知られる。2011年にスタートした、創設以来初となる世界巡回展で、奇跡ともいわれる所蔵作品がこの2月に日本にやってくる。

 クラーク・コレクションの要となるのは、ピエール=オーギュスト・ルノワールをはじめとする印象派の絵画の数々。今回の展示では、「劇場の桟敷席(音楽会にて)」や「縫い物をするマリー=テレーズ・デュラン=リュエル」など日本初公開となる作品を含む、ルノワールの22点の油彩画が紹介される。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
「劇場の桟敷席(音楽会にて)」 1880年
油彩/カンヴァス クラーク美術館所蔵 Image©Sterling and Francine Clark Art Institute,Williamstown,Massachusetts,USA

 このほかにも、コロー、ミレー、マネ、ピサロ、モネ、ドガ、ロートレックなど、フランス絵画の巨匠による名作が一挙に見られる貴重な機会となる。出展作品全73点中、59点が日本で初めてのお披露目となるだけに、門外不出のコレクションとの一期一会を楽しみたい。

奇跡のクラーク・コレクション─ルノワールとフランス絵画の傑作
<開催日>2013年2月9日~5月26日
<会場>東京都千代田区・三菱一号館美術館(東海道新幹線東京駅下車)
<問>☎03(5777)8600
http://mimt.jp/clark/top.html

◆「ひととき」2013年2月号より

 

 

 

 

  

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