「社会」の最新記事一覧
-
2025/12/12 大山典宏生活保護基準の大規模引き下げへ最高裁判所が「物価下落率(デフレ)調整」手法を違法と判断した判決に対し、厚労省が対応策を公表した。しかし、それは複雑で理解しにくい構造となっている。はじめてこの問題に触れる読者のために解説する。
-
2025/12/12 斎藤 彰数十年ぶりに米西海岸のサンフランシスコを訪問した。「AI先進都市サンフランシスコ」を感じさせるもので、市街地では無人タクシーが本格的に走り回っていた。Waymoを乗車し、AI時代の到来を感じ、人間との関係性を考えることとなった。
-
2025/12/12 今井むつみ丸暗記をするだけでは、子どもの考える力は育たない。認知心理学者・今井むつみ氏は子どもに必要な「学びの根」を認知科学の視点から浮かび上がらせる。
-
2025/12/11 八重樫通文部科学省が公表した調査結果に対し、報道各社は一斉に「小中学校の不登校児童生徒が過去最多」と報じた。単に「多い」といった感覚的表現を超え、学校制度の持続可能性そのものを問い直す数字であると言ってよいだろう。
-
2025/12/11 山崎文明アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受けたと発表してから2カ月以上がたったが、いまだにシステムは正常に稼働していない。今回の被害状況を見ると、企業としての経営戦略が招いたものとも言えそうだ。
-
2025/12/10 山本輝太郎フィッシング詐欺をはじめとしたサイバー犯罪が増加する中、犯行手口を下支えする問題の一つに「ドロップキャッチ」という手法がある。サイトのサービス終了や更新忘れを狙ったドメインの横取りで、偽情報の拡散にも利用されている。
-
2025/12/09 宗像 雄元タレントの国分太一氏が記者会見で、日本テレビが下した「コンプライアンス違反」の「答え合わせをしたい」と繰り返し述べた。この「答え合わせ」という言葉に違和感を抱いた人も少なくないと思う。これは、私たちにも危険を及ぼす可能性もある。
-
2025/12/08 デビッド・ハウエル(David Howell)Eighty years after the end of World War II, the world has been transformed by rapid technological advances. Europe and …
-
2025/12/08 デビッド・ハウエル(David Howell)第二次世界大戦から80年がたち、急速な技術の進展と共に世界は大きく変容した。弱体化したといわれるEUや英国だが、不確実性の高い今だからこそ果たすべき役割がある。
-
2025/12/07 池田 瞬スズキを世界を代表する軽自動車メーカーに育てあげ、94歳で亡くなった鈴木修氏の人生を描いた本である。本書を読むと、鈴木氏の飾らない人柄や経営スピリットを詳しく知ることができ、一時代を画した経営者だったことを実感させられる。
-
2025/12/06 保手濱彰人『ペリリュー』は、無謀の極みといえる作戦と、摩耗するだけの持久戦の、犠牲になっていった日本兵の姿が、ありありと描かれながら物語は進行する。では、一体どのようにそうした状況が作られたのか? こうした状況に巻き込まれた際、我々はどう考えて動く…
-
2025/12/05 唐木英明米国の農業と裁判を長年揺るがしてきた除草剤「ラウンドアップ」を巡る訴訟が劇的な急展開を迎えた。バイエルが巨額の賠償金に苦しんできたのだが、トランプ政権が〝助っ人〟として登場した。歴史的な転換点と言える。
-
2025/12/05 柴田徹平Timeeなどのスポットワークの浸透で新たな働き方が広がっている。これは、日本の社会や経済に良いことなのか、悪いことなのか。日本の労働市場にもたらす影響について考えてみたい。
-
2025/12/04 井原 裕「休職ビジネス」に会社は翻弄されてはならない。それは何よりも社員のためである。社員を救い出すためには、親心をもって社員を説得する必要がある。そのために会社が産業医・精神科医に何をさせるべきかを考えたい。
-
2025/11/30 葛西龍樹社会保障改革の中で「OTC類似薬」の保険適用見直しが検討されている。OTCについては、「OTC医薬品」「スイッチOTC医薬品」といった言葉もあるが、違いは何なのか。「セルフメディケーション」という言葉とともに知っておく必要がある。
-
2025/11/29 羽鳥好之遠藤周作が深く心を寄せた外海の地で、『沈黙』の舞台となった黒崎教会。信徒が赤煉瓦を一つずつ積み上げた聖堂。堂内にはステンドグラスの柔らかな光が注ぐ――。その静かな祈りの空間に、遠藤は何を見たのか。
-
『痛いところから見えるもの』頭木弘樹氏インタビュー
2025/11/29 足立倫行世の中には、心身の痛い人と痛くない人がいる。両者はなかなかわかりあえない。そこで、かつては健康、今は難病で痛みを抱えている著者が両者の橋渡し、相互理解に取り組んだのが『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)である。
-
2025/11/28 片野 歩日本の食卓に浸透しているノルウェーサバの価格に異変が起きている。資源管理のために漁獲量を減らしたためで、日本は国産でまかなうこともできない厳しい状況となっている。
-
2025/11/28 落合恵美子「個性を尊重する」「伝統的な価値観を守る」──。意見が飛び交う選択的夫婦別姓制度の議論。名前についての議論をきっかけに、日本のアイデンティティーとは何かを考えるべきではないか?
-
2025/11/26 山本隆三,WedgeONLINE公式YouTubeチャンネル高市政権発足から1ヵ月過ぎました。生成AIで増えるデータセンターの電力需要に対応し、高市政権がどのような政策を進めるのでしょうか。エネルギー問題の第一人者・山本隆三氏が安全保障・経済性・温暖化の観点から解説します。
|
|
|
