「社会」の最新記事一覧
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2025/03/18 大山典宏
2024年の子どもの自殺者数が過去最多となった。しかし、対策を立てるための鍵となる基礎データが不足している。背景には、収集するしくみの不存在、情報提供に消極的な教育現場、縦割り行政の弊害がある。効果的な対策を進めるにはどうすればよいのか。
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2025/03/17 大山典宏
2024年の子どもの自殺者数が過去最多となった。大人の自殺は減少傾向なのに対して、子どもの自殺は増加傾向にある。なぜ、子どもの自殺は増えていくのか。背景を探っていくと、政策立案に必須となる基礎データさえ不足している現実がみえてきた。
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2025/03/17 友森敏雄
日本人の稲作は、時に農政に頼り、あるいは農政に翻弄されてきた歴史がある。しかし、これからの稲作農家に必要なことは自ら考えて経営することだ。
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山師のがんファイター(3)
2025/03/15 中村繁夫癌のステージ4という厳しい診断は、多くの人に絶望感をもたらす。しかし、数少ない生還者たちはその逆境を乗り越え、希望の象徴となっている。彼らの物語は、単なるサバイバーの話ではなく、多くの人生の教訓を含んでいる。今回は、Sさん、Tさん、Yさん…
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2025/03/14 田部康喜
NHKスペシャル『約束はどこへ 原発事故14年 さまよう除染土』(3月11日)は、東日本大震災から14年を迎えて、福島第1原子力発電所(1F)のメルトダウンによる除染土の問題を追ったドキュメンタリーの力作である。
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2025/03/12 中岡 茂
岩手県大船渡市の山火事は、山間部独特の被害対策の難しさを感じた。日本における山火事の原因は、ほぼ100%人為であり、繰り返すのは、個人だけではなく社会全体の問題である。森林にかかわった経験から愚見を述べてみたい。
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2025/03/12 首藤若菜
物流「2024年問題」に対するさまざまな問題に対し、行政側も無策ではない。トラックGメンの配置など効果を上げている取り組みもある。ただし霞が関と地方の運送会社やドライバーとの間では、労働環境改善への熱意に対し温度差があることも事実だ。
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2025/03/11 八重樫通
教育無償化について、自民・公明両党と日本維新の会が党首会談で合意した。家庭の経済的負担が減ることが期待されるが、受験競争の若年化や公立離れが懸念されている。そもそも公立の学校と私立学校では何が違うのだろうか。
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2025/03/11 首藤若菜
2024年4月を迎えても、現場では何も変わっていないという声も多く聞かれる。特に水産・農産品輸送では、リードタイムの短さから法令を違反しないと荷物を運び切れないケースが多い。労基署の目から逃れるため「白ナンバー」化も横行している。
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『はじめての近現代短歌史』髙良真実氏インタビュー
2025/03/08 足立倫行髙良真美さんの『はじめての近現代短歌史』(草思社)は、タイトル通りに、明治から令和までの120年間の代表的短歌を論評した、約330ページに及ぶ大部の本である。しかも著者は、昨年11月の発行時点で27歳という若い女性。まずは執筆の動機と年齢…
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山師のがんファイター(2)
2025/03/08 中村繁夫がんという言葉は、多くの人に恐怖と不安をもたらす。日本ではがんが死因の第1位で、日々多くの人々がこの病に苦しんでいる。医療技術は進歩しているものの、この現状を無視することはできない。
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2025/03/07 首藤若菜
物流「2024年問題」のきっかけとなった、トラックドライバーの労働時間規制。中小の運送会社では法令を守るため、法令遵守が難しい長距離輸送などから撤退する動きが目立った。一方、そうした動きにより、運送会社の売り上げは減少を余儀なくされていた。
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2025/03/06 首藤若菜
到来が約束されていた物流「2024年問題」に対しては、企業の規模を問わず運送会社は対策を講じていた。しかし労働時間を短くすれば年収の低下の恐れがあり、一方で運賃はそう簡単に上げられない。そのジレンマの実例を見てみよう。
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2025/03/06 山本輝太郎
連邦政府機関での紙ストロー使用の廃止が話題だ。紙ストローはプラストローより「環境に配慮されている」として急速に浸透してきたが、「環境によい」という説も疑問が生じている。科学的な知見をもとに解説していく。
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2025/03/05 首藤若菜
「物が運べなくなる」と大問題となった物流「2024年問題」。しかしそういった事象は起きることなく、2024年度は過ぎていこうとしている。「2024年問題」を経た労働時間・賃金・運賃の変化をデータから読み解く。
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2025/03/03 林 智裕
東洋水産がXで公開したショートアニメCMが議論を巻き起こしている。若い女性が自宅で「赤いきつね」を味わうシーンに、一部から「性的である」「不快」との意見が寄せられた。この騒動にいかなる問題がはらむのか。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第7回
2025/03/02 高野凌賑やかな商店街を歩いていたら、3人の女装したゲイ・ボーイが一軒一軒順番に店に入って施しを要求しているのに出くわした。無下に追い返す店もあったが、半分くらいの店ではなにがしかの小銭を渡していた。3人のうちの1人が話しかけてきたので聞いてみた…
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2025/02/28 片野 歩
マサバが獲れない状態が深刻化しています。水産庁が来シーズンの漁獲枠を8割減らすことも伝えられている。これは資源量の実態に合った漁獲枠でなかったことが、本質的な問題で、幼魚に至るまで過剰な漁獲が進み、激減してしまっている。
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2025/02/26 平沢裕子
要冷蔵食品を常温保存したことが原因で新潟市の50代女性がボツリヌス菌による食中毒を発症した。ボツリヌス菌に汚染された食品はたとえ一口食べただけでも命を落としかねず、食品の「要冷蔵」表示はしっかり確認したい。
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