「ライフ」の最新記事一覧
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2023/03/21 冷泉彰彦
米国から日本社会を見ていて気になるのは、日系人、特に日系アメリカ人の受け入れに距離感があることだ。これは日本社会が抱えていた問題と言えるが、WBC日本代表チームにおける、ヌートバー選手の異常な人気は、従来のパターンとは異なるのを感じる。
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『明治史研究の最前線』小林和幸著
2023/03/19 筒井清忠幕末維新史をはじめ明治史は国民に比較的親しまれているが、では専門の研究者の世界はどうなっているのか。一般にはそれほど知られていないこの疑問に答えてくれるのが本書である。
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2023/03/17 大山典宏
日本の奨学金制度は、投資効果を重視するあまり、低所得者層と中間層の分断を産んでいる。複雑な制度設計で学生も明るい将来を描くことができない。課題解決のために筆者が提案するのは、大学生等を対象にした疑似的なベーシックインカムの導入である。
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2023/03/12 唐木英明
新型コロナウイルスの流行発生以来3年間続いた規制がやっと緩和されて、3月13日からマスク着用が個人の判断に任されることになった。止めるのか続けるのか、街の声は分かれている。そもそもマスクの効果はどれほどのものだろうか。
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2023/03/11 林 智裕
東日本大震災から12年が経過し、東京電力福島第一原発事故後の除染で出た土の再利用に向け、環境省が実証事業を行おうとしているが、地元住民らが「汚染である」と反対運動を活発化している。原発に対する〝恐怖〟はいまだになくならない。
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2023/03/10 井原 裕
今年もまた3月になった。東日本大震災から12年。被災者は、今もなお「震災後」を生きていることを忘れてはならない。被災者のこころに震災が影を落としている以上、こころのケアの意義は言を俟たない。
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2023/03/09 鈴木文彦
全国各地で百貨店の閉店が相次いでいる。昔から百貨店は中心街の「顔」であり、閉店しシャッター商店街となった街はたしかに寂しいが、嘆くべきことではない。
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2023/03/08 林 智裕
東京電力福島第一原子力発電所では、ALPS処理水の海洋放出が本格化する。そうした中で、国際環境NGOグリーンピースが『今さら聞けない「汚染水」のホントとウソ、まとめました』との記事を出した。しかし、この記事には重大な事実誤認が多々含まれる。
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2023/03/06 大山典宏
卒業式シーズンも近づいた。大学に進学する学生の2人に1人が奨学金を利用する時代、親世代の常識では対応できない多様化が進んでいる。新制度の最新動向を踏まえ、奨学金の意義を検証する。
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2023/03/01 葛西龍樹
家庭医は、性別や年齢に関係なくいろいろな健康問題について相談を受ける。それは、どんな問題でも「それは私の専門外です」とは言わないということを意味している。今回は、更年期に関して家庭医のケアについて書いてみたい。
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2023/03/01 友森敏雄,川﨑隆司
生物は死ぬことで進化し、多様性を獲得してきた。だが、死なない知性であるAIが世界を席巻したとき、人間はどうなるのか?
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2023/02/28 片野 歩
サバ不漁によるサバ缶休売がニュースになっています。一方、マイワシが大漁だからイワシ缶があるでは? と思われるかも知れません。しかし、もったいない漁業が繰り返されるという根本的な問題は解決されておらず、その先に待つのは資源の減少です。
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2023/02/27 梶田美有
月経、妊娠、更年期障害などの「女性特有」の健康課題は社会でタブー視されてきた。働く女性が増える中、企業はこの課題から目をそらしてはいけない。
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家康のどうしたマネー遍歴①
2023/02/26 橋場日月戦国時代から天下泰平の世を作り出した徳川家康。2023年は大河ドラマ「どうする家康」が放映されるのに合わせ、生涯の中でマネーとの関わり深いハイライトを随時ピックアップしていく。まずは人質となった幼少期から。
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2023/02/25 城島明彦
家康は、桶狭間の戦いで今川義元が戦死したことで、足かけ13年にも及ぶ人質生活から放免され、信長と軍事同盟、元康から家康へと改名、順風満帆かと思えた。だが、好事魔多し。家康は「三河一向一揆」という大嵐に見舞われ、危機的状況に直面するのだ。
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2023/02/25 高崎順子
日本中学・高校の、理不尽な校則が目につく昨今。そのような規則に「ブラック校則」の呼称を冠した報道が注目を集めているが、「ブラック」と批判すれば済む話ではない。フランスの校則文化から日本の校則事情を客観視してみたい。
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2023/02/23 田村次朗
「とんがった人材」と聞いてどのようなイメージを持つだろうか。肯定的なイメージで捉えた人は少ないかもしれないが、周りから違和感を持たれる人も、組織にとっては必要な人材であることを改めてここで考えてみたい。
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『屈辱と歓喜と真実と』(石田雄太著)
2023/02/22 中島章隆ワールド・ベースボール・クラシックが3月9日開幕する。大リーグ機構と大リーグ選手会が共催して06年に始まった第1回はドタバタ続きだった。すでに「歴史」の一コマとなっているが、栗山ジャパンの行方を占う上でも、多くの教訓を読み取れる。
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