今月の旅指南

2013年3月29日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 今年、伊勢神宮で20年に一度の式年遷宮が挙行されるのに合わせ、神社の宝物や文化財を結集した展覧会「国宝 大神社展」が東京国立博物館で開催される。その名の通り、出展総数約200件のうち160件が国宝または重要文化財という、これまでにないスケールの神道美術展となる。

 会場では、祭神の装束や調度品など芸術性の高い古神宝をはじめ、神社の由緒を描いた縁起絵巻や祭りのにぎわいを伝える祭礼図屏風、時の権力者が祈願や感謝のために奉納した名品などを紹介。また、奈良の山ノ神遺跡と福岡の沖ノ島祭祀遺跡の出土品を通して、社殿に神々を祀る以前の神道のルーツに触れることができる。

重要文化財 女神坐像 平安時代(9世紀) 
京都・松尾大社所蔵

 特に注目したいのが、展覧会出展はまれという神像の数々だ。現存する最初期の神像彫刻である松尾大社の2体の男神坐像と1体の女神坐像をはじめ、衣の襞(ひだ)などに神像独自の表現がみられる熊野速玉大社の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)坐像、初めて公開される御調(みつき)八幡宮の八幡神坐像など、各神社の貴重な神像が一堂に会する。

国宝 大神社展
<開催日>2013年4月9日~6月2日
<会場>東京都台東区・東京国立博物館 平成館(山手線上野駅下車)
<問>☎03(5777)8600
http://daijinja.jp/

◆「ひととき」2013年4月号より

 

 

 

 
 

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