東海道・山陽新幹線沿線には、日本を代表する多くの城が存在しています。そして、じつは車窓から、そうした城を見ることができるのです。そこで、本書では、新幹線の車窓から見える城の誕生から終焉、そして復活までの物語を紹介していきます。
城の本は、かなりマニアックなものが多くなっています。本書は「お城の鑑賞入門」として、城にそれほど明るくない人を対象に、わかりやすく解説したものにしました。
特徴としては、以下の5つです。
①その城が新幹線のどのあたりで見えるか
②城が城として機能していた時代の話だけではなく、現在までの出来事も紹介
③楽しめると同時に、雑学の知識も得られる。読後、ちょっとした蘊蓄も語れるように
④城下に残る城やお殿様にまつわる名物の紹介(駅周辺で買える物に限定)
⑤城の見方(城の防備における基本理念は「いかに死角をなくすか」。自分なら天守までの道のりをどう攻略するかなど、RPG的要素も)。
新幹線の車窓から城を眺めつつ、城への知識も深まる。そして、城の新幹線最寄り駅でふらりと立ち寄り、近くで眺める。そんな楽しみ方ができる1冊です。