中国メディアは何を報じているか

2017年11月17日

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 中国の配車サービス最大手、滴滴出行が日本に進出するというニュースが話題になった。米ウーバー・テクノロジーズの中国事業も買収し、中国では不動の地位を築いたかに見える滴滴。新分野への参入を表明したり、強力な資本をバックにした競争相手が現れるなど、新たな話題に事欠かない。

(写真:ロイター/アフロ)

初期の競争へて滴滴が不動の地位

 滴滴が国内でタクシー保有台数最多の第一交通産業と組んで、来春にも日本市場に進出予定だと10月末に報じられた。滴滴の運営する配車アプリでは、タクシーや登録ドライバーの車両の呼び出し、ほかの乗客との乗り合いサービスなどを提供している。中国では業務用車両ではない白タクの利用が認められているが、日本では禁止されているため、タクシー会社と組んでサービスを提供するとしている。

 その配車アプリの登録者数は4億4000万人とされる。滴滴が10月17日に発表した第三四半期の報告によると、1日当たりの利用の発注は2500万件を突破し、ラッシュアワーには毎分3万件の乗車の要請があるという。

 かつて中国市場に参入したウーバーとの競争を繰り広げたが、ウーバーの中国事業を買収し、最大手としての地位を築き上げてきた。アップルやソフトバンクの投資を受けていることも有名だ。

 海外での配車ネットワークの構築には、日本に限らず積極的だ。インドのOla、東南アジアのGrab、アメリカのLyft、ブラジルの99と提携している。東南アジアのGrabは成長の目覚ましいライドシェア企業だ。2012年にマレーシアで設立され、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、ミャンマーをカバーしている。200万人余りのドライバーを擁し、アプリのダウンロードは6800万件に達しているという。

 11月6日には「滴滴の投資したライドシェア会社Grabが目覚ましい成長――サービス回数が10億回を突破」と新浪科技が報じた(http://tech.sina.com.cn/i/2017-11-06/doc-ifynnnsc7512565.shtml)。記事中ではウーバーが今年6月に50億回の乗車サービスを達成したこと、Lyftが昨夏、ドライバーのサービス回数が5億回を突破したことを紹介している。数字から、Grabの成長ぶりがよくわかる。

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