今月の旅指南

2013年2月22日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 幕末から昭和にかけて、激動の時代を生きた会津出身の女性、新島八重。戊辰戦争の敗戦で迎えた新しい時代にあっても、幼少時に学んだ武士道の精神を胸に自らの信念を貫いた生き方は、当時の女性としては異例のことだった。今年のNHK大河ドラマの主人公である八重の生涯を紹介する展覧会が、江戸東京博物館で開かれる。

洋装の新島八重 明治時代 
同志社社史資料センター所蔵

 会場の展示は、明治元(1868)年に新政府軍の砲撃を受けて開城した会津鶴ヶ城の古写真から始まる。会津藩砲術師範の父を持ち、砲術に親しんだ八重は銃を手に城に立て籠もって戦った。八重のモットー「ならぬことはならぬ(不義には生きない)」の基となった会津藩の教えから、日清・日露戦争で篤志看護婦として従軍し“日本のナイチンゲール”になるまでの八重の軌跡を、ゆかりの品々約200点を通してたどる。

 アメリカ留学経験者で同志社英学校を創立した夫、新島襄は八重の内面の美しさを“ハンサム”と評したという。展覧会では、往時の暮らしを偲ばせる新島旧邸の部屋も再現、気高く生きた“ハンサム・ウーマン”の実像と出会える。

2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」
<開催日>2013年3月12日~5月6日
<会場>東京都墨田区・江戸東京博物館(総武線両国駅下車)
<問>☎03(3626)9974
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

◆「ひととき」2013年3月号より

 

 

 

 
 

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