WEDGE REPORT

2014年6月25日

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 6月12日の開幕から早2週間。グループリーグも終盤にさしかかり、ワールドカップ(以下W杯)ブラジル大会の観戦で寝不足の人もいるのではないだろうか。日本代表は、コートジボワール戦で黒星、ギリシャ戦で引き分け、最後の望みをかけて挑んだコロンビア戦も破れ、グループリーグ敗退が決定した。

 しかし、決勝トーナメントを見据えると、W杯の見どころはまさにここからである。世界中のクラブチームで活躍する選手たちが、母国の威信をかけて臨む「ワールドカップ」争奪戦。この大舞台だからこそ、世界中のフットボールファンを魅了する奇跡的なプレーが生まれるのだ。開催国ブラジルの至宝ネイマール、オランダ快進撃の立役者ロッペン、マラドーナの再来といわれるアルゼンチンの天才メッシ、W杯最多得点記録に並んだドイツのクローゼ……。はたして、世界の頂点に立つ一流プレイヤーは誰なのだろうか。

 ワクワクする戦いに思いを馳せながらも、実はこの世紀の舞台に立てなかったスーパースターの存在を忘れてはいけない。各国代表入りはわずか23人。スポーツに「たら・れば」は禁物だが、もし彼らが出場していれば、グループリーグの戦績も大きく変わったのかもしれない……などといった空想をしながら、さまざまな事情で選出されなかった各国の大物にスポットライトを当ててみよう。

怪我による長期離脱からやむを得ず落選した
ファルカオ(コロンビア)

抜群のポジションニングと瞬発力で得点を重ねるファルカオ(写真:FAR EAST PRESS/アフロ)

 グループリーグで日本と同じC組を1位で突破したコロンビア。南米予選をアルゼンチンに次ぐ2位で突破し、最新のFIFAランキングは世界8位。このチームを牽引したのが絶対的エース、ラダメル・ファルカオだ。ポジションはフォワード、左右両足から精度の高いシュートを放つことができる点取り屋である。

 予選のゴールは9得点。大会前から日本の対戦相手の中でもっとも警戒すべき選手として注目されていたが、今年1月の試合で左ひざの十字じん帯断裂する大怪我を追ってしまった。

 診断結果は全治6カ月。その後、驚異的な回復が報じられ、一時は出場する噂もあったが、最終的には落選した。メンバー発表を行ったペケルマン監督も「代表監督に就任して以来、最も悲しい日」と心境を吐露している。

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