週末になるとシャッター商店街だった「丸の内仲通り」を、生まれ変わらせた仕掛け人に人集めの秘訣を聞いた。
水代優/good mornings代表取締役
1978年生まれ。イデーにて、カフェの立上げ等に携わる。12年4月、good mornings社を設立。クリエイティブな空間作りを通じて、まちの価値を高めること。「場作り」を通じて、地域コミュニティの拠点を生むことを主な事業とする。
1978年生まれ。イデーにて、カフェの立上げ等に携わる。12年4月、good mornings社を設立。クリエイティブな空間作りを通じて、まちの価値を高めること。「場作り」を通じて、地域コミュニティの拠点を生むことを主な事業とする。
高級ブティックやカフェ、レストランで賑わう丸の内仲通り。しかし、10年前までは週末になると、人通りの少ないシャッター街だった。再生の中心的役割を果たした会員制カフェ「MARUNOUCHI CAFE倶楽部21号館」を、2003年から運営する水代優(35)さん。丸の内再生の手腕が買われて、水代さんのもとには、地方からまちおこしを手伝ってほしいという多くの依頼が舞い込んでいる。
丸の内で働く人たちは、会社だけの人間関係しかない人が多いように見えました。そのため、会社関係以外の人間関係が作れるように年間100件以上、イベントやセミナーを開催しました。バーやカフェなどの新店舗開発をしてきましたが、単なる飲食店ではなく「場」を作るというつもりでやってきました。「何か変わったことをしているな」と思わせることができれば人は集まってくるものです。
より多くの外国人に東京に集まってもらうのにも同じような仕掛け作りが必要だと思います。倶楽部21では大使館取材のイベントも行われており、外国人の方も沢山来てくれます。
特に大事なのは「常に変化させ続ける」ことです。まちおこしでもそうですが、一度成功するとそのパターンに拘泥することが少なくありません。