外資が狙うミャンマーのホテル業


山崎郁馬 (やまざき・いくま)  ヤンゴン在住ビジネスマン

ヤンゴン在住ビジネスマン

世界の記述

日本国内ではなかなか報道されない、世界各国のおもしろニュース。これを読めば、日本の良さや悪さが浮かび上がってきます。

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ヤンゴンを歩いていると、いたるところで建設現場に出くわす。『最後のフロンティア』として注目を集めるミャンマー。発展途上国におけるアーリーステップの常として不動産業と観光業の発展が著しい。ここ数年、土地の価格は高騰し、外国人駐在員が住むサービスアパートメントは六本木並みの価格に達し、サービスオフィスはマンハッタンより高くなっている。築14年の日系サービスアパートメントは50人以上待ち。単身者用の部屋でも月の家賃が約4000米ドルを超える。

ミャンマーのリゾート地ンガバリビーチ(IKUMA YAMAZAKI)

 サービスアパートメントの価格と連動して高騰するのはホテル価格だ。そこに熱い視線を注いでいるのが外資系ホテル企業である。すでに3軒をオープンさせ、さらに6軒のオープンを発表したフランス最大のアコーグループやアメリカのヒルトングループ、中国のペニンシュラホテルグループ、シンガポールのパンパシフィックグループなどが次々とオープンを計画している。

 外国人訪問者数は2012年度約105万人、2013年度約204万人、2014年度がすでに300万人を超える見込みであり、最も成長著しい産業であることは間違いないだろう。しかし、これらのホテル開発は今のところ、ミャンマー最大都市ヤンゴンに集中している。

 その一方、ミャンマーではまだ発掘されていない観光資源が豊富だ。有名な観光地といえば、世界三大仏教遺跡の一つに数えられるバガンや少数民族が多く住むインレー湖くらいしか知られていないが、2014年の6月にミャンマーで初めて世界遺産に認定されたピュー王国の遺跡群や、ほとんど人が訪れず手付かずで美しいンガパリビーチ、東南アジア最高峰のカカボラジ山などがある。これらの地域のほとんどが軍政下、外国人が立ち入り禁止だったが、民主化移行にともないそのほとんどが開放された。

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