ペコペコ・サラリーマン哲学

2009年7月28日

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 2009年8月30日に実施される総選挙の話題でもちきりになっています。今回は、天下分け目の決戦だと言われているこの選挙に、私たちのような庶民がどう向き合ったらいいのか、について書きたいと思います。

郵政民営化なんてどうでもいいことだった

 前回の衆議院議員選挙は2005年夏に実施された、「郵政選挙」でした。私は、なさけないことに、いまになってようやく気づいたのですが、日本国全体からみれば、郵政民営化は、どうでもいいような小さなことでした。あんなことで日本中がダァーっと動いたことはおかしなことだったと、いまだから思います。でも、かく言う私も、あの時点では、「命を賭ける」と言った小泉首相を「かっこいい」と思っていました。

 もうみんな忘れてしまったかもしれませんが、あの選挙では、(私が通った都立大泉高校で同学年だった)亀井静香議員への対抗馬としてホリエモンが出馬していました。ホリエモンに対しても私は大いに浮かれていました。32歳で「日本を変える」と豪語する若社長を、本気ですごい人だと思っていました。

 なにせ私は、20代後半のころは、出向先の子会社で、トラックに乗って関東一円の金物屋さんと農協さんにプラスチックのバケツを売っていましたし、ホリエモンと同じ32歳のときは、経理部で会計伝票の仕訳けを、そのほんとうの意味もわからずに、やっていたのですから。でも、いまから思えば、選挙戦で郵政民営化一本槍の小泉首相もホリエモンもメディアの作りだした虚像でした。

 ひるがえって今回の総選挙。自民党と民主党の間にたいした違いはありません。むしろ、あえてマニフェストの内容をお互いにどんどん近づけているようです。政策にたいした違いはないのに、巷では民主党が大勝するという予想ばかりを見かけます。

 最近のニュースは、都議選など地方選挙で負けが続いた麻生首相に敗戦の「総括」をさせて、麻生首相を引きずり降ろそうとした自民党議員たちの動きでもちきりでした。結局麻生さんと握手している姿を見て、私は思わずズッコケてしまいました。これでは日本中の親御さんは小・中・高校生になんと説明したらよいのでしょうか? 自分が当選するために、どうやったらTVに映ることができるかを考えて、必死になっているとしか見えません。

 所詮、自民党のコップの中の話でしかなく、放っておけばいいのですが、メディアがダァーっと動く姿は奇異に映ります。そんなニュースをじっとみている私を、神様・仏様は「なさけないやつだな」と思っておられることでしょう。

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