世界の記述

2016年10月4日

 中国では、長年続いた「一人っ子政策」が全面的に変更され、16年1月からすべての夫婦に子供2人の出産が許可された。変更は、急速に進む人口老齢化への対応が目的だが、様々な問題点が改めて明らかとなってきている。

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 第1の問題は、子供の養育費の高騰だ。たとえば都市部では共働きが普通なので、出産後にヘルパーを雇うと1カ月8000元(約12万円、1元=約15円)、粉ミルク代が1年1万元(約15万円)かかる。託児所に預ける場合は私立で最低月額2000元(約3万円)が相場。

 所得水準から考慮すると、ヘルパーを雇えるのは高収入世帯(共働きで年収13万元=約195万円)、託児所の費用負担も「中の上」収入世帯(同年収7万7000元=約116万円)以上でないと難しい。前者と後者の合計は40%程度だが、出産適齢世代の比率はもっと低く出産の障害となる可能性がある。

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