2009年春、日本で初めて「理数科専門」の公立高校が誕生した。
この横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校では「知識と知恵の二人三脚」をモットーに、実験を徹底的に行うこと、英語でプレゼンテーションすることを重視している。とはいえ、難関大学やその先にある研究者などへの道を目指すのが唯一の最終目的ではない。生徒一人ひとりが自分の納得のいく人生を送れるよう、3年間かけて先生も生徒も全力で取り組む。そして、大学や企業、研究機関からのサポートを得て、生徒自身が「自分の人生」を切り拓く。これこそが、この学校の目指す姿だ。まだ始まったばかりのこの学校の挑戦秘話が満載の1冊。