評伝 森恪

日中対立の焦点

小山 俊樹
評伝 森恪
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日中対立の焦点
小山 俊樹

「東洋のセシル=ローズ」と称された、政治家・実業家の森恪の生涯

定価:2,970円(税込み)
四六判上製 452ページ
発売日:2017年 2月20日
ISBN:978-4-86310-175-3
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「東洋のセシル=ローズ」と称された、政治家・実業家の森恪の生涯
森恪とは何者か?
総理大臣はもちろん、ただの一度も大臣にさえなっていない。実業家を経て政治家になり、日本の対中国政策の中枢に関与。そのなかで軍部と提携を深め、山東出兵・満州事変を推進し、満洲国の建国を支えた。また、いまも五一五事件への関与をささやかれている人物でもある。森の生涯は50年で閉じるが、日露戦争から満州事変にいたる近代日本の歩み、そして日本と中国の関係と切り離すことのできない、大きな存在だったのだ。
「彼はいつも時代の半歩先を駆けていた」と評されたように、情勢を読み、努力を積み、積極果敢に行動した。他人の躊躇うことに価値を見出し、敢えて挑戦する精神を持っていた。その人生はどのようなものだったか……。

●本書の補遺をご覧いただけます。
https://tk-opac2.main.teikyo-u.ac.jp/webopac/TA40105076
1.上記アドレスから、「17」(第33号)を選択。
2.「『評伝森恪』補遺 - 森恪関連史料について」を選択。
3. ページ左上にある「本文を見る」をクリック。

著者プロフィール
小山 俊樹

帝京大学文学部史学科准教授。1976年広島県生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。立命館大学文学部講師等を経て現職。専門は、日本近現代史。著書に『憲政常道と政党政治──近代日本二大政党制の構想と挫折』(思文閣出版)、共著に『昭和史講義』『昭和史講義2』(ちくま新書)等がある。

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