70点の育児入門

2017年9月7日

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質問:2歳の子どものトイレトレーニングが進みません。トイレにいってもトイレットペーパーなどで遊んでしまいます。このままでも大丈夫でしょうか?

答え:まずはトイレを「行きたくない場所」にしないことが大事です。嫌がらずに座ることができれば出なくても構わない、というところから始めましょう。

石橋涼子(いしばし・りょうこ)
東京大学医学部卒業。大学での研修の後、NICU、総合病院、障害児施設などに勤務。1996年からまつしま産婦人科小児科病院(現・まつしま病院)小児科部長、2005年1月に東京・江戸川区小岩に石橋こどもクリニックを開院。

答える人 石橋涼子先生(石橋こどもクリニック院長)

 トイレでの排泄は、本人が尿意や便意を意識できて初めてできるものです。でもおしっこが出る前に尿意をはっきり意識できるのはだいたい2歳過ぎてからで、それまでは「出てからわかる」状態です。言葉で「おしっこ」と言えなければ伝えることもできませんし、トイレでの排泄ができるようになるにはそれなりの時間がかかるのだと理解してください。

 まずはトイレを嫌いにさせないこと、怖い場所と思わせないことが大事です。最初は失敗も多いです。トイレに着く前に出てしまうかもしれませんが、それを叱ってしまうと便意や尿意を感じても隠すようになりかねません。

 失敗を責めずに成功体験をコツコツと重ねさせることが大事です。

 また、おまるを嫌がる子どもも少なくありません。

 嫌がったら無理強いせずに、トイレで補助便座を使うなど、方法を変えたほうが案外うまくいくものです。

 便意や尿意を伝えるのが難しいうちは、時間を決めてトイレに一緒に行くのもひとつの手です。トイレに座れれば、出なくても構わないし、出れば大成功。そんな心構えのほうが、うまくいくのではないでしょうか。

  
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