中国人観光客はいま

2017年10月26日

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中島恵 (なかじま・けい)

ジャーナリスト

1967年山梨県生まれ。新聞記者を経てフリージャーナリスト。主な著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日本経済新聞出版社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)などがある。

 中国最大の検索エンジン「百度(バイドゥ)」は全世界の検索エンジン市場で、グーグルに次いで第2位。日本でいえばヤフーやグーグルのように中国人が日常的に検索で使っているサイト。中国での検索の90%が百度だといわれている。

バイドゥは中国で最も有名な検索サイト

――国際事業本部の事業内容から教えていただけますか?

和田氏:日本のお客様向けに、百度の中国語の広告を販売しています。広告はリスティング広告、アドネットワーク広告、インフィールド広告と呼ばれるものがメインです。やや専門的な話になりますが、リスティング広告とは、あらかじめ指定したキーワードを、ユーザーが検索した際に提出されるクリック課金型の広告メニューのことです。百度リスティング広告では、テキストのみの表示のほか、表示オプションを設定すれば、複数枚の画像の掲出、サブリンクの設置、タイトルに企業アイコンを表示させることが可能です。アドネットワーク広告は複数の広告媒体を集めて広告配信のネットワークを作り、それらに広告をまとめて配信する仕組みです。インフィールド広告では、百度モバイルアプリ「手机百度」のトップ画面に「テキスト+画像」「テキスト+動画」形式の広告を表示します。

 主にこれらを活用して、中国語での検索で自社をピーアールしている日本企業のお客様が増えています。

――中国語での広告に興味を持っている日本人も多いと思います。

和田氏:インバウンド関係では越境ECを行っている、あるいはこれから行いたい企業や、中国人観光客に商品やサービスを買ってほしい企業などが関心を示していると思います。アウトバウンドでは、中国で商品やサービスを販売したい企業などがあります。業種でいえば、メーカー、地方自治体、商業施設、百貨店、専門店、小売店などですね。

――具体的にはどういう問い合わせがありますか?

和田氏:リスティング広告を始めとする百度広告の出稿の仕方についてお問い合わせをいただくことも多いのですが、中国のデジタルマーケティングへの取り組み全般に関するお問い合わせをいただくこともあります。中国はマーケットの規模が大きく、取り組むべきだと認識しているけれど、その手法や方法、とるべき策がわからない、という日本企業は多いようです。

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