ショーゼンさんの 川柳いろは教室

2012年7月20日

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杉山昌善 (すぎやま・しょうぜん)

1943年生まれ。川柳は川柳作家・時実新子氏に師事、テレビ・雑誌などさまざまな媒体で選者を務めるほか、都内を中心に川柳教室などを開く。著書に『今日から始める現代川柳入門』、『60歳からの新しい川柳』(実 業之日本社)ほか。

 こんにちは、川柳作家の杉山昌善です。きょうも川柳詠みのコツを一緒に学んでいきましょう。

 これまで現代川柳がどんなものなのか、その基本的な考え方を学んできました。経から、実際のテクニックについて学んでいきましょう。

句の書き方 ――スペースは空けない

ショーゼン のぞみさん、川柳ってどうやって書くかごぞんじ?

のぞみ ふだんはパソコンを使って書きますが、句会のときは鉛筆で句箋に書きましたよ。

ショーゼン (笑)そうじゃなくて、表記のこと。意外と知られていないんです。

 川柳では、5・7・5のそれぞれを、「上五(かみご)」「中七(なかしち)」「下五(しもご)」と呼ぶんですが、これらの間にはスペースを空けず、いっぽんの棒のように書くのが原則です。

× 手雫のように こぼれる 蛍狩
○ 手雫のようにこぼれる蛍狩

のぞみ そういえば川柳って、句読点やビックリマークも使いませんね。

こだま そう、現代文で使われる句読点などの記号類、つまり「約物(やくもの)」は、川柳では使わないの。ことばの力とリズムで挑んでちょうだい。

のぞみ こだまさん!! こだまさんもこの教室にいらしてたんですね。

ショーゼン いやあ、お久しぶり。こだまさん、川柳にも造詣が深いですね。つまり、表現は、シンプルに、好きなことばで思いの丈を綴るべきということだね。

字数は音数

のぞみ あと、いつも迷うのが、字の数え方。小さい「やゆよ」を含む文字(拗音)や小さい「つ」(促音)、「-」(長音)などをどう数えていいかということなんです。

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