2024年4月30日(火)

BBC News

2024年4月17日

デンマークの首都コペンハーゲンで16日、17世紀に建てられた歴史的建造物の旧証券取引所で火災が発生し、シンボルの尖塔が焼け落ちるなどした。

ボルセン証券取引所はコペンハーゲンにある最古の建物の一つ。かつては王宮として使用され、現在は国会議事堂などが置かれるクリスチャンスボー城の目と鼻の先にある。

旧証券取引所は改装中で、足場が組まれ、保護用ビニールに覆われていた。

火災により、ドラゴンがあしらわれた象徴的な尖塔が倒壊した。

ヤコブ・エンゲルシュミット文化相は、築400年のデンマークの文化遺産が焼失したと述べた。

火災が鎮火されたのは出火の数時間後だった。歴史的な絵画を保護しようと、市民が現場に駆けつけた。

デンマークの画家、ペーダー・セヴェリン・クロイヤー氏の作品「コペンハーゲン証券取引所より」も運び出された。

火災の原因は16日の時点で分かっていない。救急隊は工事用の足場が救急活動を難しくしていると語った。

関係者によると、尖塔の周辺が最も激しく焼けていたという。

旧証券取引所は現在、デンマーク商工会議所が使用している。ブライアン・ミケルセン所長は、建物の半分近くが焼け落ちたが「何があろうと」再建すると誓った。

提供元:https://www.bbc.com/japanese/articles/crgykpyn3g6o


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