世界の記述

2009年4月28日

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趣があるミラノの図書館(AP Images)

 イタリアでは2008年の書籍出版点数は約66,000点。人口が2倍の日本が約80,000点(06年)なので、一人当たりでは日本より65%多い。

 ただし全体の84%が500部以下しか売れない。そもそも初版が500部、1000部の本が多いためだ。1冊の平均発行部数は3500部ほどしかない。

 イタリアの読者人口は少ない。年1冊読む人は2400万人だが、月1冊となると320万人。読書はごく少数の趣味の世界と言える。

盛んな自費出版

 自費出版が盛んで、人に会うと、学者や弁護士らからよく自著をプレゼントされる事が多い。装丁は日本の単行本に比べれば貧弱だが割ときれいだ。

 コストは「96ページの本で20部当たり99ユーロ」がよく言われる数字。つまり500ユーロ、6万円ほど出せば、100部を自費出版できる。

 スーパーに売っているベストセラーを見下す風潮があって、負け惜しみなのか「売れる本など書かない」と豪語する作家もいる。

◆「WEDGE」2009年5月号より

 

 

 
 

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