吉水神社の宮司がブログでヘイトスピーチ?
「言論の自由」はどこまで許されるか


山本莉会 (やまもと・りえ)  プレスラボ

1986年大阪生まれ。中国人×日本人のクォーター。IT系広告代理店に勤務した後、編集プロダクション・プレスラボへ。ニュースサイトや広報誌などで企業取材&ライティングを行う一方で、ネットを使った広告・PRの企画立案にも携わる。

炎上?感動?ネットで話題のニュース

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたいあなたへお届けします。(画像: Bet_Noire)

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テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

ネット上に横行する差別的発言
「卑劣で野蛮」「この地球から駆逐しよう!」

 ヘイトスピーチがなくならない。中韓関連のニュースが流れるたび「ネトウヨ(ネット上で右翼的な言動を行う人々)」がネットのコメント欄や掲示板に集まり、罵詈雑言を書き込んでゆく。

 例えば昨年9月にあったこんなニュース。台風で増水した川に流されていた男児をたまたま通りかかった中国人留学生が助けたというニュースだが、2ちゃんねるでは「よくやった! ありがとう!」、「日本人の一人として感謝を。」というコメント以外に

 「こいつが突き落としたんだろ 中国人のクズさったらねえぜ、こいつをたたき殺すべきだ」

 「お前ら本当にだまされやすいな 一人が子供を投げ込み、もう一人が助ける。 二人いれば自演できることだろ?」

 などと書き込まれている。

 また、11月4日にYahoo!ニュースに掲載されたRecord Chinaの「日韓アウトドア市場に減速傾向、新天地・中国の開拓に期待―中国メディア」という経済記事のコメント欄では

 「日本人に来てほしいなら来てほしいと素直に言ったら? 俺は絶対に行かないけどね」

 「日本各地に韓国語のオルレとかキムチ悪い名前が付いてるのがムカつくわ」

 など、過剰な反応とも言えるコメントが並んでいる。こういったコメントは、中国や韓国に関するニュースには必ずと言っていいほど書き込まれる。

 書き込んだユーザーらは「言論の自由」ととらえているのかもしれないが、根拠もない人種的差別発言と受け取られても仕方ない。

 昨今、こうしたヘイトスピーチは横行している。驚くのは、世界遺産として認定されている吉水神社の宮司さえ公式ブログ上で差別的な発言を行っていることだ。

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「炎上?感動?ネットで話題のニュース」

著者

山本莉会(やまもと・りえ)

プレスラボ

1986年大阪生まれ。中国人×日本人のクォーター。IT系広告代理店に勤務した後、編集プロダクション・プレスラボへ。ニュースサイトや広報誌などで企業取材&ライティングを行う一方で、ネットを使った広告・PRの企画立案にも携わる。

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