今月の旅指南

2014年11月21日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 大阪と奈良の県境、生駒山(いこまやま)の山麓に建つ古社、枚岡(ひらおか)神社。年の瀬が迫る12月25日、その境内が笑い声に包まれる。別名「お笑い神事」とも呼ばれる「注連縄掛(しめかけ)神事」で、1000人ほどの老若男女が集まり、神職とともに笑って、笑って、笑い続ける。

笑うことで、気分も明るく晴れやかに

 「これは天岩戸(あまのいわと)開きのときに祝詞(のりと)を奏上し、お祭りを創始したとされる御祭神の天児屋根命(あめのこやねのみこと)にちなんだ神事です。神々の笑いで天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸を開き暗闇に光が差したように、笑いの力によって世の中が明るくなるようにとの願いが込められています」と、枚岡神社の権禰宜(ごんねぎ)の枝茂川彰彦(しもかわあきひこ)さん。

 当日は、朝8時30分ごろに氏子総代が白装束で新しい注連縄を準備する。注連縄の掛け替えを終えた午前10時に神事が執行される。宮司が先導し、「アッハッハー」と3回笑った後、神職、参拝者ともども20分間大いに笑う。

 自分にとっての喜びや嬉しさをイメージしたり、楽しそうに笑っている顔をお互いに見合ったりするのが笑い続けるコツだとか。

 「慣れないと最初の5分間が長く感じられます。初めての方は5分、10分くらいを目標にしても構いません」

 なお、来年以降は神事の日程を12月23日に変更して、挙行される予定。

注連縄掛神事〈お笑い神事〉
<期間>12月25日
<会場>大阪府東大阪市・枚岡神社(近鉄奈良線枚岡駅下車)
<問>☎072 (981)4177
http://www.hiraoka-jinja.org/special/owarai-shinji.html

*情報は2014年10月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2014年12月号より

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