ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた!?
「終わりを知らせる」インターネットの役割


カツセマサヒコ (かつせ・まさひこ)  プレスラボ

1986年東京生まれ。既婚。2014年、4万人の印刷会社から5人の編集プロダクション・プレスラボに転職。総務部から編集/ライターへの業種変更をする。趣味はスマホの充電とSNS。Facebookの「いいね!」欲しさに奔走するミーハーライター。

炎上?感動?ネットで話題のニュース

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたいあなたへお届けします。(画像: Bet_Noire)

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テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

クレームが寄せられ…
ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が消えた

 1970年にショウワノートから発売された「ジャポニカ学習帳」。発売から44年が経過した今でも学生を中心に親しまれているこの学習ノートの表紙をめぐって、ある事件が起きた。

 「気持ち悪いから、やめてほしい」

 ノートの表紙を飾ることが多かった「昆虫の写真」に対して、10年ほど前から、保護者や教師からクレームが寄せられるようになったという。

 確かに都心部を中心に昆虫の姿は昔ほど多くは見られなくなったが、それでも全く生息しなくなったわけではない。しかし、こうした声が挙がってくるようになったということは、この10年で昆虫に対して嫌悪感を示す人は増えてきたということだろう。

 クレームを受けたショウワノートは、昆虫が表紙になっているノートの生産数量を徐々に減らし、2012年、とうとう「ジャポニカ学習帳」の表紙から昆虫の姿は見られなくなった。これまで慣れ親しんでいたものが姿を消すことはいつだってもの寂しさが残るものだが、時代の流れともいえるのだろうか、テクノロジーよりも人の嗜好や考えによって姿を消すサービスや商品があることを再認識させる出来事となった。

 筆者がこの一連のニュースを知ったのは、2012年当時ではなく、つい最近のことだ。12月、インターネットで次の記事が話題になった。

ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「気持ち悪い」 40年続けたメーカーは苦渋の決断(Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00010002-withnews-soci

 どのような経緯があって2年越しにこの出来事が話題となり、拡散されたのかは不明だが、最先端の情報を常に運んでくるインターネットが「世の中から消えてしまうもの」にフォーカスして、時代をさかのぼって話題を呼んだことはとても興味深い話ではないだろうか。

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「炎上?感動?ネットで話題のニュース」

著者

カツセマサヒコ(かつせ・まさひこ)

プレスラボ

1986年東京生まれ。既婚。2014年、4万人の印刷会社から5人の編集プロダクション・プレスラボに転職。総務部から編集/ライターへの業種変更をする。趣味はスマホの充電とSNS。Facebookの「いいね!」欲しさに奔走するミーハーライター。

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