モンスーン到来。
40度超えの暑期も終わり、インド、グルガオンにもモンスーンがやって来ました。6月は学校が夏季休暇のため、一時帰国していた駐在員妻とご子息の多くも、モンスーンとともにインドに戻って来ました。
子どもがレストランで騒いでも、ぐずっても誰も咎めない、さらに店員があやしてくれたりもする。その上、ドライバーもハウスキーパーも使える。インドに帰って来てホッと一息と言うママさんも結構います。
とは言え、雨が降れば道は河になりますし、恵みの雨に、虫や感染症もすくすく育ち、特に蚊はデング熱やマラリアを媒介するため、要注意です。
先日、住んでいるマンションのロビーが白煙に覆われていました。視界ほぼゼロで火事か何か起きたと身構えました。そんな中、口をサリーの裾で覆って歩いていくオバちゃん達。
「何があったんだ?」とやや狼狽え気味に守衛に尋ねると、
「モスキートガス(防虫ガス)です。No problem Sir.」と身体に良い訳がない煙の中を、何事もないように歩いていきました。インドで、No problem Sirと言われた時は、「問題あるかも知れませんが、気にしないでください。」と訳すのが、正解です。モスキートガスの効果虚しく、連夜、蚊の襲来に悩まされながらも、朝の風呂入れ、朝の着替えを主力事業に、妻の協力のもと、インド育メンライフを送っております。
6カ月区切りで構成されるクラス
さて、前書きが長くなりましたが、今日は娘が通っているプレスクールについて紹介したいと思います。
プレスクールは生後12カ月から36カ月の子を対象とした、幼稚園のようなところです。最近、日本でもインド人小学校が優れた教育カリキュラムを持つと人気のようですが、プレスクールもなかなか良いなと思うことがよくあります。
まずは、私の娘が通っているインドのプレスクールで気付いたことなどをお伝えしたいと思います。
・クラス構成は、日本のような年度(4/1~3/31生まれ)ではなく、月齢を元に6カ月区切りで構成される。よって同じクラスで1歳近く歳が離れているお友達と張り合う必要がなく、その子にあったペースで学習ができる。(うちの娘は3月生まれなので、4月生まれの子と比べると、成長フェーズに雲泥の差があります)
・進級は、月齢のみで画一的に判断せず、その子の成長度合いに応じて、1~2カ月早めたり、遅らせたり、フレキシブルに対応してくれる。
・一クラス10数名の生徒に対し、主担任、副担任、さらに担任をサポートするスタッフがおり、担任は一人一人の特徴、個性に沿った指導に集中できる。1歳半ごろから、アルファベットを使った英語のテキストを使って言語、文字、図形、数字の学習をスタート。娘もすぐにAを見るとAppleなどと喋るようになった。
同時に音楽やダンスなど身体を使う時間も多く、バランスが良い。
・学期終わりには、担任と両親、子ども同席で個別面談が行われる。子どもの成長や学校での過ごし方について、成績表を用いた、しっかりしたフィードバックがある。その中では、他人との関わりなどの社会性やコミュニケーション力。文字、図形、数字などに対する理解力。音楽やダンスでどのようなことをしているかなど、体系的な評価がされている。
以上、良いところを挙げるとざっとこんなものでしょうか。もちろんイベントの連絡が急に来たりと、アドミニ面はインド仕様で最初は面食らいますが、郷に入れば郷に従えです。