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フットサルの魅力

AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016開幕


森本茂樹 (もりもと しげき)  スポーツライター

WEDGE REPORT

ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。

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AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016が、2月10日より始まった。フットサル日本代表は、初戦のカタール戦を渡邉知晃選手の技ありゴールを守り切り1-0で勝利すると、1次リーグは3戦全勝で決勝トーナメントに進出。2016 FIFAフットサルワールドカップ出場権獲得まであと1勝、アジア3連覇が見えてきた。

コロンビア代表戦のフットサル日本代表。このメンバーから2名が外れ、14名がウズベキスタンでアジア3連覇とワールドカップ出場権をかけて戦っている

カズが注目された2012フットサルW杯

 フットサル日本代表が目指すのは、コロンビアで開催される2016 FIFAフットサルワールドカップであり、AFCフットサル選手権で5位以内に入ると出場権が与えられることになっている。アジアでは過去2大会連続で優勝を飾っている日本にとって、さほど難しくないとも言われる5位以内だが、前評判通りにいかないのがスポーツの難しさでもある。

 4年前のタイW杯で、日本は初めてグループリーグを突破し、ベスト16となった。大会後もメディアでの取り上げが続いたが、その中心には、サッカー界のKINGこと、横浜FCの三浦知良選手がおり、フットサル日本代表のユニフォームを着る“キング・カズ”に注目が集まった。その2012-2013シーズン、フットサルのトップリーグである『Fリーグ』では、総入場者数が初めて23万人を突破。チーム数が増えたこともあり、2014-2015シーズンには、過去最多となる25.9万人を数えているが、フットサル日本代表やFリーグの注目度は、劇的な変化を見せるまでには至っていない。

ペルー出身の日系3世である森岡薫選手は、2012年に日本に帰化。2012フットサルワールドカップではチーム最多の4得点をあげ、初のベスト16進出に貢献。日本のエースとして、世界でも評価が高い

前哨戦は「2012フットサルW杯」4位のコロンビア

 AFCフットサル選手権前の1月末に東京と大阪で行われた国際親善試合では、タイW杯で4位となったコロンビアを相手に2連勝を飾った。遠征での疲れなども含め、世界4位の時ほど強くはないとの声もあったが、大阪会場のメディア控室では、『今の日本代表は過去最強じゃないか』という声が、日頃からフットサルを取材するライターやカメラマンから多く聞かれた。

 国際親善試合の照準はAFCに合わせていたため、フィジカル中心の追い込んだトレーニングをしていて、体力的にもきつい試合だったフットサル日本代表だが、ミゲル・ロドリゴ監督は、試合後の会見で「疲労して、頭があまり働かなくなった状態の中でも、精神的に強く、冷静なプレーをしようという感覚を持ててプレーできていたことに満足しています。これはアジアでも重要なことになってくると思っています」と語った。日本代表も万全の状態ではない中での2連勝。これはウズベキスタンで戦うチームに追い風となった。

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