定年バックパッカー海外放浪記

2016年8月21日

»著者プロフィール
閉じる

高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

[フランス中西部Le Puyからスペインの聖地Santiagoを経てMuxiaまで]
(2015.4.22-7.16 86days 総費用37万円〈航空券含む〉)

“紺屋の白袴”、理学療法士のアヤちゃん

 5月15日 午後3時頃、峠を越えるとロト川に沿って落ち着いた石造りの街並みが広がるカオール(Cahor)が見えてきた。市内のサン・ラティエンヌ大聖堂とロト川にかかるヴァラントレ橋が世界遺産に登録されている人口2万人ほどの中世からの都市である。

カオール市のロト川に架かる世界遺産「ヴァラントレ橋」

 やっと探し当てた公営巡礼宿は満員御礼。疲れた足を引きずって一時間ほど安宿探し。最終的に修道院を改装した宿舎に投宿。朝食付きで一泊16ユーロ。管理人のおばさんが「大部屋は一杯だけど小さい部屋はまだ空いているから」と案内してくれた。

 部屋には先客の小柄な女性が一人だけいた。挨拶するとなんと日本人だという。アヤちゃんは20代後半くらいか。一人で聖地サンチアゴを目指して歩いている。フランス国内で出会った日本人はアヤちゃん一人だけであった。

 部屋にある小さなテーブルでカオールの町で仕入れた赤ワインを開けてザックに残っていたパンにサラミを挟んで夕食を始めた。アヤちゃんは夕食を済ませたというので赤ワインを一緒に飲んでおしゃべりした。

カオール市街を望む。手前はヴァラントレ橋

 アヤちゃんは理学療法士で比較的自由に休暇が取れるので世界中をバックパッカーしているという。今回の旅では初日にフランスの女子と仲良くなり数日間無理して彼女のペースで歩いたのでふくらはぎの筋を痛めてしまったという。

 

 

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る