佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年3月2日

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佐藤悦子 (さとう・えつこ)

クリエイティブスタジオ「SAMURAI」マネージャー

1969年東京生まれ。博報堂、外資系化粧品ブランドのAD/PRマネージャーを経て、2001年よりSAMURAIに参加。既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』がある。ブログは日々更新!
 

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、こんにちは。

 前回は、私が何故「自分ハッピー主義」にこだわっているのか、その理由と方法についてでした。今回は、同じく「自分ハッピー主義」を維持するうえで役に立つちょっとしたアイディアのご紹介です。私が一瞬にしてストレスを発散することができる、長年の口ぐせ「しょうがない」について少しお話したいと思います。

「しょうがない」と思うことで乗り切る

 「しょうがない」という言葉に対して、みなさまはどのような印象をお持ちでしょうか? もしかすると「流されて生きているみたい。目の前のハードルを越える努力をしていないようだ」などと、否定的なイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。実は私はそうは思っていません。むしろ逆で、私の気分を前向きにしてくれる言葉であり、実際に私はこの考え方のおかげで、色々なハードルや逆境を気楽に乗り越えることができてきたように思います。

 生きていれば、「どうして!?」と頭に血が昇るような出来事に直面することはよくありますが、そんなときに「しょうがない」という言葉を、私は心の中でよくつぶやいています。

 私にとって「しょうがない」という言葉には、余計なイライラや落ち込みを防いでエネルギーの無駄遣いをしないという点で、とても大きなメリットがあるのです。

 冷静に現実を見据えた時に、いくらもがいても実際問題として不可能なことや、どうにもなりえないことは多々あります。もちろん、よりよい状況に改善するための努力や少しでも事態を好転するための試行錯誤は大切で、私も様々なトライ&エラーを繰り返しています。それでもなお「どうしようもない」ということは、仕事であっても日々の生活においても生じることで、そんな時はいつまでも深追いしても仕方がなく、それにずっととらわれてクヨクヨするのはあまり生産的ではないかなと思っています。そこで「しょうがない」と状況を受け容れることができれば、時間的にも精神的にもダメージを最小限に抑えることができるのです。

 どうにもなりそうもない状況は「しょうがない」と受け容れて、そのうえで別の道や、代替案を見つける努力にエネルギーを回すほうが、建設的でひいては高いパフォーマンスにもつながっていくのではないでしょうか。

「したいこと」「できること」「できないこと」

 その例として先週は、1時間半のお買い物のお話しをさせていただきました。けれども、なかには「ええ~! たったの1時間半? もっと半日あるいはもっと頻繁に自由な時間が欲しいのに」と思う方もいらっしゃるかもしれません。もしそれだけのゆとりを調整つけられるのであれば、もちろん私もその方がより楽しいとは思います。

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