家電口論

2017年1月17日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

 2016年末激変した洗濯事情。2017年の特集は洗濯から始めたい。人は、爽やかな気持ちになりたい時、何をするか。手っ取り早いのは風呂に入って、襟垢の付いていない衣服に着替えるのが最も手っ取り早い。その清々しい気分のために必要な家事「洗濯」。その洗濯、及び洗濯機を新年らしく初心に戻り、見直してみたいと思う。

洗濯は衣類ケアの一部

(iStock)
 

 人間に大切なことに「衣」「食」「住」がある。元々は寒さを凌ぐ、大切な部分を隠すことだったが、社会の発達と共に、豪奢さが増し、高貴な人の場合、その地位を表す飾りともなる。こうなると競い合うように特殊な素材を用いるようになる。高貴な人の場合、お金持ちが多く、一度着た服は着ない人も多い。ニューイヤーコンサートで必ず演奏されるウィンナワルツの作曲王、ヨハン・シュトラウスは生涯一日たりと同じデザインのネクタイをしなかったそうだ。

 しかし、庶民はそんなことはできない。当然ケアして使うのである。この場合、ケアをいうのは、新品と同じ状態をいう。つまり襟垢が付いていないだけでなく、シワがよっていないことも重要なのだ。つまり、洗濯、乾燥、アイロン掛け、ができなくては、衣類ケアにならないのだ。今の男性諸氏の中にはアイロンを掛けたことがない人も多いが、日本の家電の歴史は、実はアイロンはかなり早い時に、いわゆる戦前から電気化されている。それに比べれば洗濯機は戦後。これは和服から洋服へ替わることも含まれているが、アイロンでできる衣類ケアは意外と多い。洗濯機とアイロンはワンペアだと言うことを知っておいて欲しい。

洗濯表示が変わったわけ

 2016年11月に洗濯表示が変わった。今回の改正は、国際標準に合わせた形になっている。
これは海外直輸入の服の洗濯表示が違うので、日本で服を売りにくいという指摘から始まったものであるが、今回は、日本の現状に寄り添うような洗濯表示になっている。

 合わせるときに考慮に入れたのは、1)縦型洗濯機が主流であること、2)乾燥も自然乾燥が主流であることだそうだ。表示は今までより多くなっているが、よりちきんと指定されているので、慣れるとありがたい。今回の表示改訂の一番の目玉は「ウェットクリーニング」が増えたことであるが、それは別の機会にレポートしたい。

衣類の種類を知っていますか?

 洗濯表示を見ると洗濯できるわけだが、それらは布の種類により決まってくる。このため、洗濯の第一歩は、衣類の判別である。主に使われるのは、次の16種類。「綿」「ナイロン」「「ウール(羊毛)」を筆頭に「アルパカ」「らくだ」「カシミヤ」「モヘア」「アンゴラ」「絹」「亜麻」「アセテート」「レーヨン」「キュプラ」「アクリル」「ポリエステル」「ポリウレタン」。これ以外に「指定外繊維」がある。流行のファーなどは指定外繊維となる。洗濯は衣類により、洗濯機だったり、手洗いだったりする。洗濯表示を見るとわかるが、それを頼りにすると、洗濯表示の数:41種類の分別をしなくてはならないはめに陥ったりするので、衣類の種類でまずは分類したい。まぁ、子どもと男に限って言えば、9割がた「綿」と「ナイロン」なのだが……。

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