ネット炎上のかけらを拾いに

2017年3月28日

»著者プロフィール

 子育てとジェンダー問題はネット上で議論が白熱しやすい。「#コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ」は、その合わせ技だった。

iStock

おむつがコンビニで売れない理由を連投ツイートする議員も

 3月の初旬、ツイッター上で一時的にあふれたハッシュタグが「#コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ」だ。なぜ一部のユーザーがこのタグを使い始めたかはいったんさておくとして、このタグには賛否両論が噴出した。

 賛成意見の中には売ってほしいという育児中の人からの声のほか、「コンビニ店員ですけれども、立地的におむつの要望多くて、実際売れてます」といった実際の店員からの意見もあったが、反対意見の中には「『お客様は神様』目線でコンビニ側の事情が考えられない想像力のない奴が考えてる意見だな」「ドラッグストアの安売りとかでまとめて買う事が多く、コンビニに置くには場所食う割には値段的に売るのが難しい」など、商売を行う側の視点がないという意見が多かった。

 神奈川県寒川町議会議員の小泉しゅうすけ氏は、この件について「私自身も『コンビニでおむつを売れ』には反対するものではありませんが、商売として成功しないだろうなと思ったので、データを幾つか提示しながらその辺を書かせていただこうと思います」とつぶやき、全国のコンビニ店数とおむつが必要な子どもの数を比較しながら7つの連投ツイートを行った。

 ツイッター上での話題の広がりを感じてか、バズフィードはこの騒動から間をおかず「コンビニにおむつがないってホント?大手チェーンに聞いた。」(3月18日)という記事を掲載している。この記事では、セブン- イレブンでは「少量パックのおむつを本部からの「推奨商品」としてリストに入れている」などの例が紹介されている。

 また、この件とは直接関係ないが、3月26日には神奈川新聞で「紙おむつ、自販機でイクメンの提案実現」という記事が掲載された。3児を育てる父親が外出先でおむつを忘れたことに気づくことがあり、小分けのおむつの販売先があればと思った末の提案だったという。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る