赤坂英一の野球丸

2017年4月26日

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 今シーズンのプロ野球、WBCに出場した侍ジャパン組の不振が目立つ。クリーンアップのDeNA・筒香嘉智、ヤクルト・山田哲人になかなか本塁打が出ず、打率も2割台前半に低迷。ラッキーボーイともてはやされた巨人・小林誠司は1割台がやっと。ポイントゲッターの日本ハム・中田翔に至っては、右内転筋筋挫傷で二軍落ちしてしまった。

(iStock)

 投手では、先発の柱だったソフトバンク・武田翔太が右肩の炎症で戦線離脱。WBC東京ラウンドの開幕投手を務めたロッテ・石川歩も3試合に先発して3連敗し、あえなく登録抹消となった。巨人・菅野智之、楽天・則本昂大、ソフトバンク・千賀滉大ら、しっかりローテーションを守っている投手もいるが、まだ本来の投球ができているとは言い難い。

 毎回指摘されていることながら、日の丸を背負って戦うWBCのプレッシャーと疲労度はやはり並大抵ではなかったのだろう。筒香や山田のスイングを見ていると、すっかりタイミングが狂い、持ち前のシャープさを失っていることが素人目にもわかる。

 DeNA・ラミレス監督は「筒香はいずれ必ず打つ。ホームランが出るようになればチームに勢いも出る」と、我慢を貫く姿勢を強調。一方、ヤクルト・真中監督はシーズン序盤に山田を3番から1番に配置転換、「1番なら打席が多く回る。自分の好きなように打って状態を上げていけばいい」とアドバイスしていた。監督の気苦労も尽きない。

 投手たちに関しては、国際試合の使用球を投げた悪影響が尾を引いているようだ。日本で使うボールより重くて大きく、表面がツルツルで滑りやすい。そんなボールをコントロールするのに四苦八苦したあと、また日本の使用球を投げなければならないのだ。感覚が狂っても仕方がない。

 短期決戦ならではの変則的な起用法の後遺症もある。その最たる例が千賀だと、ソフトバンク関係者が指摘する。

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