「外交・安全保障」の最新記事一覧
-
2024/11/12 田中淳夫
人手不足社会が深刻となる中、住宅建築の世界に新たな動きが起きている。それは建築業界内だけに留まらず、木材調達の方法にも大きく影響し、日本の林業界をも変える力になるかもしれない。
-
2024/10/01 勝股秀通
岸田文雄首相が退任を表明して以降、中国は日本の政権移行期を標的にしたように軍事行動を活発化させている。新首相に就く石破茂自民党総裁には、中国との長く続く冷戦をどう戦い続けるか、その覚悟と知恵が求められている。
-
2024/09/09 勝股秀通
中国軍のY9情報収集機が長崎県男女群島付近の日本領空を約2分間にわたって侵犯した。日本の安全にとって2度と繰り返させてはならない深刻な事態と言ってよく、政府は防衛の現場が混乱しないための取り決めが必要となる。
-
2024/07/09 勝股秀通
米兵による沖縄県内での性犯罪事件を巡って、政府が県に情報を連絡していなかったことについて、政府は情報の伝達、共有の在り方を見直すという。当然だろう。だが残念ながら、現状では政府の対応を期待することはできない。
-
2024/04/30 勝股秀通
海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が夜間訓練中に墜落した事故は、海中に潜む潜水艦を探知するという「対潜水艦戦」の際に発生した。一刻も早い原因究明が求められているとともに、過酷な訓練が必要である安全保障環境を認識しなければならない。
-
2024/04/15 勝股秀通
日米首脳会談のニュースに埋もれてしまったが、陸上自衛隊が沖縄県内に訓練場を新設する計画について、木原稔防衛相が計画の断念を明らかにした。地元自治体や住民に対する政府の説明不足が原因で、政府の失態と言っていい。
-
2024/03/04 勝股秀通
昨年11月に米空軍のオスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落し、日本ではまたしても「オスプレイは危険」とする報道が多くなった。しかし、その安全性や米軍との管理体制は強化されており、日本にとって必要なものと言える。現地を視察して見えてきたことは。
-
2024/02/13 勝股秀通
能登半島地震では、道路が大きな被害を受け、半島への救援活動や物資輸送は難航した。震災で半島内や過疎地が孤立するリスクは能登に限ったことではない。解決策の一つとしてPFI船舶の災害時利活用の拡大と運用の見直しを提案したい。
-
2024/01/11 吉富望
能登半島地震で半島北部に通じる道路の多くが通行不能となったのに対し、海上自衛隊が大型ホバークラフトを使って半島北部の海浜に大型ブルドーザー、油圧ショベルなどの重機や車両を輸送した。海からの輸送が果たす新たな役割として注目される。
-
2023/12/14 吉富望
沖縄に駐留する「第12海兵連隊」が「第12海兵沿岸連隊」に改編された。かつて沖縄で日本陸軍と戦った米海兵隊が、陸上自衛隊と協力し、中国軍の攻撃を抑止する。この改編が突き付ける米海兵隊の課題と陸上自衛隊の役割を考えてみたい。
-
2023/12/11 勝股秀通
日中関係に好転する兆しがない。1年ぶりとなった首脳会談では両国間の懸案は何ひとつ解けず、外相会談でも中国は従来の主張を居丈高に繰り返しただけだった。日本は「試練の時代」への覚悟を持たなければならない。
-
2023/11/22 辰巳由紀
「イスラエル版9・11」と一部で呼ばれるほどインパクトを与えたハマスによる攻撃にイスラエルが熾烈な反撃を加えたことで始まったこの紛争は、長期化の様相を呈する。再選を目指す米国のバイデン大統領にとっては、外交で足を取られる形が続いている。
-
2023/11/01 吉富望
松野博一官房長官が武力攻撃予測事態を想定した沖縄県の離島住民避難に関し、九州で受け入れるための初期的計画を2024年度中に策定すると表明した。住民避難を自治体に委ねてきた政府が重い腰を上げたと言えるが、課題は山積している。
-
2023/10/05 辰巳由紀
北朝鮮の金正恩総書記によるロシア訪問は、ワシントンでも大きな話題となった。露朝が接近し続けることは、バイデン政権にとって新しい悩みの種。大統領選挙を控えるバイデン氏にとっては、外交および内政での課題を抱えることとなっている。
-
2023/08/24 田阪幹雄
物流の「2024年問題」の本質は、工場間輸送、工場~倉庫・物流センター間輸送等のBtoB貨物輸送の発着両端で発生しているドライバーの手待ち・手荷役や長時間運転を含む長時間労働の解消にある。何が問題なのか。グローバルな視点からアプローチして…
-
2023/08/10 吉富望
松野官房長官が7月に初めて先島諸島を訪れ、首長と避難シェルターの整備や空港・港湾の整備について協議している。ようやく国が重い腰を上げ始めた訳だが、先島諸島における住民避難のあり方を見つめ直してみたい。
-
2023/07/04 勝股秀通
ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにし、自衛隊に「継戦能力」がなければ、国民を守れないという危機感が高まった。継戦能力確保には、弱体化した国内の防衛産業を立て直すしかなく、友好国への輸出に道を拓くことができるかが、その試金石となる。
-
2023/05/31 勝股秀通
G7サミットで、「核兵器の使用の威嚇、いかなる使用も許されない」と強調された。だがこれは、侵略を続けるロシアへのメッセージであり、日本にとっては、核兵器を保有し、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮へこそが必要だったのではないだろうか。
-
2023年度中学入試から見えてきた、子どもたちに求められる力②
2023/05/14 辻義夫AIに多くの職業が取って代わられると言われる時代、わが子に「理系の道」へ進ませる親は少なくありません。そこで、習いごとをたくさんさせるなどタスクの与えすぎには要注意。努力の方向を間違えると、子どもは理系から離れてしまいます。
-
2023/05/11 菅野隆
ロシアによる侵略に対するウクライナの兵站を、米国が旧西側諸国と連携して支えてきたが、難しさが見えつつある。これはウクライナや台湾のリスクであり、日本に対する警鐘ともいえる。
|
|