折れたレール

イギリス国鉄民営化の失敗

クリスチャン・ウルマー:著 ,坂本 憲一
折れたレール
折れたレール
イギリス国鉄民営化の失敗
クリスチャン・ウルマー:著 ,坂本 憲一

分割民営化された英国国鉄の内幕を暴いたスリリングなドキュメント

定価:2,640円(税込み)
四六判上製、400頁
発売日:2002年12月10日
ISBN:4-900594-56-3
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その時、レールは300の破片に砕け散った!!

2000年10月17日、ロンドン発リーズ行きの列車がハットフィールド付近でひび割れたレールを通過したとき、9両の客車のうち7両が脱線。食堂車が電柱に激突し、乗客4人が死亡した。
この大規模とは呼べない事故が、イギリスの輸送史と政治史に長く残る結果を招くとは、この時だれも想像できなかった――。

分割民営化された英国国鉄は、なぜ10年も経ずに破綻したのか。膨大な調査と資料の博捜により、その内幕を暴いたスリリングなドキュメント。小泉政権が進める道路・郵政民営化論議にも、他山の石となる警世の書。

著者プロフィール
クリスチャン・ウルマー

運輸及び社会問題を専門とするノンフィクション作家。ブロードキャスター。「レール」誌にコラムを執筆するほか、「インディペンデント」、「インディペンデント・オン・サンデー」、「イヴニング・スタンダード」、「ニュー・ステイツマン」、「パブリック・ファイナンス」などで、幅広い執筆活動を行なう。著書に、The Great British Railway Disaster、Stagecoach、Forgotten Childrenなどがある。
 

坂本 憲一 (さかもと けんいち)

1944年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。出版社で美術書の編集に携わった後、翻訳家になる。主な訳書に『週刊グレートアーチスト』(共訳、同朋舎出版)、『ロセンデール家の嵐』、『ブルー・ドレスの女』、『クリスティーズの内幕』(以上、早川書房)ほか美術書、小説など多数。

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