中国全球化が世界を揺るがす

国分 良成
中国全球化が世界を揺るがす
中国全球化が世界を揺るがす
国分 良成

グローバル化に揺れ、自らも世界大国たらんとする中国の現状とシナリオ

定価:1,320円(税込み)
B6判並製、236頁
発売日:2000年11月21日
ISBN:978-4900594388
リンクをコピーしました

全球化――グローバリゼーションを中国語ではこう言う。

いま新聞を、中国のWTO(世界貿易機関)加盟問題が賑わしている。このWTO加盟にはじまる中国の全球化は、150年間屈辱の歴史を送ってきた国が、世界の大国たらんと復興を目論むシナリオである。

しかし、内情は疲弊の極限にある人口大国が、追い詰められて打ち出すシナリオには無理がある。それゆえ、全球化は中国の国内に激震を呼び、その余波は「環境破壊」「難民流出」「食糧危機」などの形で、確実に日本や世界に衝撃を与えようとしている。

全球化に揺れる中国の実態とは。中国全球化が日本や世界に与えるインパクトと は。21世紀にわれわれは途上国の発展をどう受け止めるべきか。

著者プロフィール
国分 良成 (こくぶん りょうせい)

慶應義塾大学法学部教授・同大学地域研究センター所長。1976年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学専任講師、助教授を経て、92年より教授。この間、ハーバード大学、復旦大学(上海)、北京大学などの客員研究員を歴任。著書に『中国政治と民主化』(サイマル出版会)、『アジア時代の検証 中国の視点から』(朝日選書)、『中華人民共和国』(ちくま新書)、編著に『グローバル化した中国はどうなるか』(新書館)など。

シェアする
リンクをコピーしました
ウェッジブックス 政治・経済 中国全球化が世界を揺るがす

編集部おすすめ

書籍を探す
閉じる

全国の書店、またはネット書店よりご購入ください。

Amazon