人口の減少、資源や環境の制約のもと、20世紀経済の前提ともいえる右肩上がりの成長が望めない21世紀。先進国の中でも、日本はその典型である。
日本が目指すべき経済・社会の姿とは何か。また、グローバリゼーションに一石を投じ、オリジナルな考え方を国際社会に向けて発信することはできるのか。
「近代化」の名の下に公私両面にわたって徹底的に「丸投げ」を続けてきた日本の民こそが、責任者だ。主体的な生活を取り戻し、独自のスタンスを持て!
本書第2部には、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、松井孝典(東京大学教授・宇宙物理学)を迎え、「国民次第で社会は変えられる」「日本が国際社会で生き残る道は何か」などの白熱した討議が行われた模様を収録。