その不調、放っておけない

2018年7月26日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

(scyther5/iStock/Getty Images Plus)

 関東甲信地方では6月29日に観測史上初めて6月に梅雨明けして以降、連日最高気温が30度超えと暑い日が続く。外は熱中症になるほどの暑さや湿気、一歩屋内に入れば思わず身震いするほど冷房が効いている場所もある。そのような環境下で過ごすことで徐々に疲労がたまる「寒暖差疲労」をご存知だろうか。

 「人間は温度差を皮膚で感じます。暑いと体内に貯まる熱を放出しようと血管が開き、発汗し、自律神経は副交感神経が優位になる。逆に寒いと、手足などの末梢の血管を閉め、体幹の熱を守るため、自律神経は交感神経が優位になります。寒暖差(前日比と同日内の日内変動)が7℃以上あると皮膚の温度センサーを介して、自律神経が温度調整をするためにエネルギーを消費し疲労してしまうことを寒暖差疲労と言います」と説明するのは、寒暖差疲労外来を開設している、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長。

 自律神経とは、緊張時や運動時などに優位に働く交感神経と、リラックス時などに優位に働く副交感神経からなる。暑い外で副交感神経が優位になった状態から、冷房が効いた屋内へ入ると急激に交感神経が優位になる。まるでジェットコースターのように自律神経が入れ替わることで、余計にエネルギーを消費し、寒暖差疲労が起きるという。その結果、体の冷え、肩こり、首こり、頭痛、めまい、食欲不振、布団から起き上がれない、気分の落ち込みなどの症状が出る。

 同クリニックでは、寒暖差疲労の目安として以下のようなチェックを行っている。

・暑さ、寒さが苦手
・エアコンが苦手
・まわりは暑いと感じているのに、自分だけ寒く、長袖が手放せない
・顔や全身がほてりやすい
・温度差があると頭痛や肩こり、めまい、だるさ、関節痛、喘息、下痢などの症状がでる
・熱中症や近い状態になったことがある
・季節の変わり目に体調不良を起こす
・冷え性
・オフィスや自宅などで常にエアコンをつけ、温度が一定の環境に長時間いる
・代謝が悪く、体がむくみやすい。

 このなかで1~3個当てはまると軽症、4~6個で中症、7個以上で重症の寒暖差疲労の可能性があるという。

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