オモロイ社長、オモロイ会社

2019年3月7日

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杉浦佳浩 (すぎうら・よしひろ)

代表世話人株式会社代表

三洋証券株式会社入社(昭和62年)。鹿児島支店にて勤務。地元中小企業、個人富裕層の開拓を実施。 日経平均最高値の2カ月前に退職。次に日本一給与が高いと噂の某電機メーカーに転職。埼玉県浦和にて、大手自動車メーカー、菓子メーカー、 部品メーカー等の主力工場を担当。 退職時は、職場全員から胴上げ。そして、某保険会社に20数年勤務後、平成26年末に退社。在社中は、営業職、マネジメント職を経験して、リテール営業推進、若手人財育成を中心に担当していた。 社外の活動も活発に行っていた。平成27年1月1日、代表世話人株式会社を設立。
同社代表取締役に就任。世話人業をスタート。

 和歌山を本拠地に日本国内に3社、中国、香港に1社ずつ、合計5社の経営に携わる、glafit社の鳴海禎造さん38歳。電動バイクを作るべく、2017年5月に目標額300万円でプロジェクトを開始したクラウドファンディングが、3時間で目標金額を達成。その2カ月後には目標の4000%を越える1億2800万円と国内最高額となりました。このプロジェクトの概要から、15歳からビジネスに目覚め現在24年目となる遍歴を今回お伝えしたいと思います。

鳴海禎造さん

glafitの電動バイクが狙った市場

 「既存の電動バイクを自分が乗るか?」と自問したとき、鳴海さんは、「全く欲しいと思わない」と感じたとうです。でも、全てがNGというわけではない。

 必ず「欲しい」があるはず。そこでたどり着いたのが「ハイブリッド・バイク」でした。

 バイクの市場でない市場はどこだろうかと考えたとき、「自転車以上バイク未満」のマーケットの存在に気が付きました。

  1. 都会、地方で車で出かけた先で、楽しく遊べる折りたたみ小型バイク。ラストワンマイルを満たせる。
  2. 飲み会にバイクで行く、帰りに折りたたんでタクシーで帰る。
  3. 都会で車を持てない層の開拓、しかもバイクほど置き場所に困らず可愛い、おしゃれ感がある。

 アイデアを実現するために立ちはだかったのが、「資金難」でした。モノづくりには付き物、折角見えてきた欲しいモノを諦めるか? どこにリスクが潜んでいる(作って売れないというリスク?)。世間に問いかける良い方法は? 世間とは何人? 世間にどうしたら知ってもらえる?

 その解決としてクラウドファンディングこそが有益と判断し、チャレンジすることになりました。すると、プロジェクトを開始3時間で目標達成、2カ月で4266%である1億2800万円を達成しました。2017年9月にこのプロジェクトを法人化、glafit社が誕生しました。発売から現在約3000台、売上規模3.5億円となっています。

 今年の1月24日には大手モビリティメーカーであるYAMAHAとの資本業務提携も発表しました。これはともすれば競合となりうるところ、両社の理念が親しいこと、双方の知見を活かしやすく、次世代モビリティ、新しい製品とマーケットを創造していく意味での提携だそうです。

ヤマハとの提携記者会見

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