人事部必見! 御社の研修ここが足りない

2012年8月28日

»著者プロフィール

 新入社員の育成期間は3年。育成人事担当によって作成されたプログラムに沿って新人たちは鍛えられる。導入研修後に支店に配属されるが、定期的に研修のために集まる。集合研修、現場研修と経験するうちに逞しさが出てくるそうだ。研修の狙いは最前線に立ち顧客第一主義を学び、地域通信事業の原点(現場)をDNAに埋め込むこと。そこに技術系、事務系、もちろん男女の差もない。

【会社データ】東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
設 立 :1999年7月1日
資本金 :3,350億円
代表者 :代表取締役社長 山村雅之
所在地 :東京都新宿区西新宿3-19-2
社員数 :5,900人
事業内容:東日本地域での地域電気通信業務。附帯する業務など。

「つなぐDNA」を受け継ぎ、発展させていく

 1985年の民営化で発足したNTTは、1999年に持ち株会社の下に東西地域会社と長距離国際会社の3社に分割され現在に至っている。通信自由化により競争は厳しくなる一方で、通信手段は固定電話から携帯電話へシフトし、電話回線網はインターネットなどデータ通信が主流となっている。このような通信事業の大きな変化は、地域通信を担うNTT東日本の業務内容にも変化を生じさせている。

 固定電話が主流だった時代には、各地に設置された電話局が、顧客とのすべての窓口だった。しかし、顧客対応はネット経由か電話で対応が可能になり、今や電話局の大半は交換機などの設備機能だけが残り無人化されている。このような状況下で入社してくる社員にとっては、顧客との接点をもつ部署が限られてしまう。そこから顧客第一主義的な発想が失われてしまう懸念もある。

 そこで新人研修では、学生気分がどこかに残っている時期に、あえて最前線で顧客と接点を設け、昔の電話局時代にあった顧客対応サービスのDNAを受け継いでもらうことに重点が置かれている。「つなぐDNA」が人材育成理念。「私どもの責務・使命は、情報通信のリーディングカンパニーとして、人と人、人と社会、そしてあらゆるものを“つなぐ”ということです。技術が進歩しても、この使命を私たちの変わらないDNAとして受け継ぎ、さらに発展させていくことを研修に込めています」と鈴木望・総務人事部人事第一部門育成人事担当課長は説明する。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る