「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年7月8日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 秋津小学校の運動会は、地域と合同で行っています。

 きっかけは、少子化。

「最近の運動会は、子どもたちの出番が多くて大変そうだね」
「そうなのよ、児童数が半分にまで減ったのに運動会の開催時間は同じだからね」
「じゃあ、地域と合同の運動会にしてだれでもが参加できるようにしようよ!」

 てなことで、開校17年目の1996年度から「秋津小学校と地域の大運動会」になりました。

 地域種目も設けました。「ムカデ競争」は、男女2人ずつがなが~いムカデのような手づくり下駄を履き、紅白にわかれてリレーします。「ごはんですよ!」は、お母さん2人が大きなおしゃもじに発砲スチーロールを張り合わせてつくった大きなおにぎりを乗せてリレーします。

 で、「綱引き」もそうですが、紅白組に得点が入ります。だから負けると大変。子どもたちから「なんで負けたの!」と文句をいわれるから。

秋津小学校と地域の大運動会での5・6年生が踊るソーラン節を生演奏する民謡サークル「どんつく」のみなさん

 で、運動会のメーンは、なんといっても5・6年生が踊るソーラン節。

 女の子はハッピを着るけど、男の子は上半身裸。

 「あの○○くん、あんなにたくましくなったのね」「来年はもう中学生なんだね」との観客席からの声も聞こえます。

 そして、ソーラン節は秋津コミュニティの民謡サークル「どんつく」のみなさんによる生演奏です。

 「子どもとの練習は大変だけど、終わるとやってよかったといつも思うの」とは、どんつくのリーダーの西尾富貴子おばあちゃん。

秋津も最初は苦労したんです

 このように、いまでは学校と地域がまざり合い溶け合うように融合している秋津ですが、こうなるまでにはそれなりに産みの苦しみもあったんです。

 今回は、そんなきわどい時効になってること(?)も含めて率直に話しましょう。

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