ヒットメーカーの舞台裏

2014年2月25日

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池原照雄 (いけはら・てるお)

ジャーナリスト

1950年生まれ。専門紙や全国紙の経済記者として自動車、エネルギー、金融、官庁などを担当。00年からフリーになり幅広い執筆、講演活動を展開。著書に「トヨタVSホンダ」(日刊工業新聞社)、「図解雑学 自動車業界のしくみ」(ナツメ社)など。

 テキストや参考書などで暗記したい名称や単語などを専用ペンでマーキングした後、スマートフォン(スマホ)で写真撮影してデータ保存し、スマホの画面で学習する。マーキングしたところは塗りつぶされているが、画面でその部分をタップすると文字が出てくる。もう一度タップすると今度は隠れる。記憶すべきところを赤色のシートで隠して暗記するという、おなじみの学習書をスマホで自作するツールだ。

 アルバムや製本、事務用品などを手掛けるナカバヤシがスマホ連動の文具として展開している 「スマレコ」シリーズの主力商品として2013年6月に発売した。同社が提供するアプリケーションソフト(アプリ)は無料で、専用マーカーペンを750円で販売するというビジネスモデルだ。大学生や社会人の人気を得て、立ち上がりの数カ月だけで約5万本の販売実績をあげた。

スマレコマーカーで色付けした部分はスマホの画面上で隠れ、当該部分をタップすると表れる

 使い方はまず、参考書などの暗記したいところをマーカーペンでマーキングする。ペンはスマホが暗記箇所を正確に認識するよう、グリーンとオレンジの2本線となっており、これが開発上のポイントともなった。マーキング後はスマホの基本ソフトである「iOS」と「Android」に対応するアプリを立ち上げ、写真撮影する。

 アプリには撮影画像のゆがみを補整する機能もついており、参考書などの文書は見やすく表示される。画像の拡大・縮小も可能だ。また、予めペンでマーキングした箇所だけでなく、スマホ画面上でも新たにマーキングをしたり忘れやすい項目を強調するといった編集ができる。

 取り込んだデータはタイトルや分類するためのタグが取り付けられるなど、便利機能も充実している。さらに、赤色の文字隠しシートも付属されており、スマホでなくマーキングした参考書などでも従来のようなアナログ学習ができる。

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