WEDGE REPORT

2014年9月23日

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稲田豊史 (いなだ・とよし)

編集者・ライター

映画配給会社および出版社で、ゲーム業界誌の編集記者、DVD業界誌の編集記者と編集長、書籍編集者を経てフリーランスとなる。仕事範囲は書籍・ムック・雑誌の企画・取材・編集・ライティングほか、各種インタビュー、メルマガ・SNS運営管理、イベントや座談会の企画・司会進行など。主な分野は映画、お笑い・バラエティ、マンガ、アニメ、その他ポップカルチャー。エンタメビジネス、80~90年代文化、藤子・F・不二雄、デジタルガジェット、女子論も得意。

かつて日本のゲームは世界を席巻していた。コンテンツ産業代表格、ゲームの今を追う。

 1990年代から2000年代初頭にかけて、日本のゲームメーカーは綺羅星のごとく世界を席巻していた。

 しかし13年、世界でもっとも売れたゲームソフトは米ロックスター・ゲームス社製の『グランド・セフト・オート(GTA)V』だ。9月17日の発売日から6週間の出荷本数は、プレイステーション3(PS3)版とXbox 360版を合わせてなんと2900万本。14年3月までの販売本数は3300万本に達している(いずれも発売元発表)。驚異的な数字である。対して13年度の国内販売数ベスト1である『ポケットモンスター X・Y』(任天堂)の世界での販売本数は1200万本近く、(14年4月の海外向けリリースによる)。『GTA V』の3分の1強に留まっている。

Xbox版とPS3版を合わせると、「Grand Theft Auto V」は約3000万本 「Call of Duty:Ghost」は約1500万本を売り上げている
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据え置き機用のゲームソフトだけでみると、海外ゲームの「Grand Theft Auto V」が1位
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 現在の世界市場を席巻するのは紛れもなく海外ゲーム、いわゆる「洋ゲー」だ。その大きな特徴が、莫大な製作費である。たとえば『GTA V』の場合、製作費はなんと2億6500万ドル(約270億円)。ハリウッド超大作の映画『パシフィック・リム』の製作費が200億円程度なので、それをはるかに凌駕する規模だ。

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