パズドラ 3DSソフトも大ヒット
スマホ版は「オワコン」と言われながら

戸津幸恵さん (ガンホー セールス&マーケティング部コンシューマ課)


池原照雄 (いけはら・てるお)  ジャーナリスト

1950年生まれ。専門紙や全国紙の経済記者として自動車、エネルギー、金融、官庁などを担当。00年からフリーになり幅広い執筆、講演活動を展開。著書に「トヨタVSホンダ」(日刊工業新聞社)、「図解雑学 自動車業界のしくみ」(ナツメ社)など。

ヒットメーカーの舞台裏

どんな不況でも、次々と誕生するヒット商品。気になるあの商品は、いったいどのようにして生み出されたのか。舞台裏の開発秘話を丹念に追い、開発者たちの生きざまに迫ります。

»最新記事一覧へ

スマートフォン(スマホ)用ゲームとして大人気を得ている「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)を、携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」用に製品化した。ゲームソフト会社では、いま最も勢いのあるガンホー・オンライン・エンターテイメントの作品。2013年12月に発売すると、今年1月末までの出荷は130万本に達し、ゲーム業界では年に数本しか出ないというミリオンセラーとなった。

ニンテンドー3DS用ソフト「パズドラZ」

 スマホ版は、12年2月に投入され、パズルを解いてモンスターを育てながら敵と戦うというロール・プレイング・ゲーム(RPG)だ。今年1月までのダウンロード数は2400万件(国内)を突破。その時点で日本のスマホ契約数は5000万余りなので、半数近くのユーザーが使った勘定になる。

 基本的には無料だが、ゲームを持続するためのツールは有料で購入する課金方式を採用している。これがガンホーの売上高の大半を稼ぎ、まさにモンスター商品となった。スマホ向けのゲームは当初、従来型携帯用のものをアレンジして展開する企業が多かったが、パズドラは指で画面を操作するというスマホの特質を生かしたつくりが受けた。モンスターなどのキャラクターはペットのようにデフォルメされており、親しみやすい。20~30代の男性を主なターゲットとしたものの、男女を問わず幅広い年齢層のファンを獲得した。

1
nextpage
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
「ヒットメーカーの舞台裏」

著者

池原照雄(いけはら・てるお)

ジャーナリスト

1950年生まれ。専門紙や全国紙の経済記者として自動車、エネルギー、金融、官庁などを担当。00年からフリーになり幅広い執筆、講演活動を展開。著書に「トヨタVSホンダ」(日刊工業新聞社)、「図解雑学 自動車業界のしくみ」(ナツメ社)など。

WEDGE Infinity S
ウェッジからのご案内

Wedge、ひととき、書籍のご案内はこちらからどうぞ。

  • WEDGE
  • ひととき
  • ウェッジの書籍