あなたは引っかかったことある?
ネットニュースの「釣りタイトル」


田中 結 (たなか・ゆい)  プレスラボ

1985年東京生まれ。グラビア誌の編集、女性向けニュースサイトの編集などを経て、2012年10月から編集プロダクション・プレスラボで編集/ライターとして活動。下北沢勤務、下北沢在住で、完全深夜型のライフスタイルを送る。

炎上?感動?ネットで話題のニュース

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたいあなたへお届けします。(画像: Bet_Noire)

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テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

あなたは引っかかったことある?
ネットニュースの「釣りタイトル」

 ネットニュースの編集部は、とくにタイトルに力を入れているところが多い。なぜなら、ネットユーザーをサイトへ流入させるためには、まずタイトルで興味を惹き、タイトルのテキストリンクをクリックさせなければいけないからだ。

 毎秒ごとに新しいニュースが配信されるポータルサイトやバイラルメディアでは、他のニュース記事より少しでも目立たせるため扇情的なタイトルが多くある。例えば「「元カレが●●ますように」京都にある縁切り神社の絵馬が怖すぎる!」(http://spotlight-media.jp/article/102638442845764348)と伏せ字にしてみたり、「【異物混入】衝撃!東京都には年間73件のゴキブリ混入事例が報告されていた」(http://irorio.jp/onakanaka/20150109/194275/)とインパクトのある話題にさらに“衝撃”と言った言葉を付け加えるといった手法だ。とはいえ、本文とかけ離れた派手なタイトルでは、読者からの信頼度が落ちてしまうためやり過ぎは禁物である。

 ネットニュースの慣例として有名なのが、プロ野球の始球式に関する記事。始球式にはよく女性有名人やアイドルが登場し球場に華を添えているが、その様子を伝える記事は決まって「○○さんがノーバウンドのピッチングを見せた」と報じている。そしてタイトルには「アイドルの○○さん、ノーバン始球式」といったタイトルを付けるのだ。この文字がPCやスマホに表示されると、「ノーパン」に空目してしまい、驚いたネットユーザーがついクリックしてしまうという仕組みだ。ネットから話題に火が付いた福岡のアイドルも例に漏れず、「橋本環奈、天使すぎるノーバン始球式」(http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140701-1326987.html)というタイトルが付けられた。

 こういった、わざとユーザーを引っかけることを狙ったタイトルは「釣りタイトル」と呼ばれている。事実として間違いのないギリギリのラインを狙うのがポイントだ。

 ところで先日、釣りタイトルの進化形とも言えるうまいタイトル付けを目にしたのでご紹介したい。

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「炎上?感動?ネットで話題のニュース」

著者

田中 結(たなか・ゆい)

プレスラボ

1985年東京生まれ。グラビア誌の編集、女性向けニュースサイトの編集などを経て、2012年10月から編集プロダクション・プレスラボで編集/ライターとして活動。下北沢勤務、下北沢在住で、完全深夜型のライフスタイルを送る。

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