WEDGE REPORT

2015年9月5日

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 先月28日に開幕したWBSC U-18ベースボールワールドカップは高校生世代の野球世界一を決める大会である。日本代表には、夏の甲子園大会を沸かせた清宮幸太郎選手(早稲田実業)やオコエ瑠偉選手(関東第一)、小笠原慎之介選手(東海大相模)、さらにケガにより県予選で敗れたもののプロ注目の高橋純一選手(県岐阜商)らが名を連ね、初の世界一を目指して戦っている。

大会には世界12の国と地域からU-18代表が参加。開幕前日には監督とキャプテンが会見に臨んだ。開会式は大会初日8/28に舞洲球場で行われた。

 この大会にはアメリカやキューバ、チェコ、韓国など世界12の国と地域が参加しているが、審判団も同様に世界各国から集まり、大会のジャッジを行っている。

グローバルスポーツ「ベースボール」

 大会出場国はオーストラリア、ブラジル、カナダ、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、チェコ、イタリア、日本、メキシコ、南アフリカ、韓国、アメリカ。審判は出場国と同じ12ヶ国から選ばれた総勢22名が務める。地元開催となる日本からは11名、その他各国から1名ずつの構成である。

WBSC審判部長のグスタボ・ロドリゲス氏。レベルの異なる審判員が経験を積みながら試合進行がスムーズにいくように細心の注意を払う。

 大会前日に行われた審判ミーティングで、WBSC(World Baseball Softball Confederation/世界野球ソフトボール連盟)審判部長のグスタボ・ロドリゲス氏は異なる国の審判4名が協力して試合を進行する上で、サポートし合うこと、お互いにコミュニケーションを取ることが重要だと強調した。大会期間中全50試合が行われるが、その内の30試合となるグループステージを終えてから、再度グスタボ審判部長に話を聞くと、「全体的に非常に上手くいっている」ということだった。

 「例えば日本人選手がメジャーリーグに移籍してもプレーできるように、今大会の審判も同じように上手くやってくれています。野球を通してコミュニケーションをしているので、基本的に合図を送ったり、その意図を理解することが大事になります。『私はここにいるから、あっちに行って欲しいなど』など、状況に応じた合図とアイコンタクトで、審判は試合中にコミュニケーションをとっています。また試合前にもシチュエーション別にお互いの動きについて確認をとっています。

 今回、上手くコミュニケーションがとれた場面を具体的にあげるとすると、タッチアップで1点入ったシーンがあります。その時に、『タッチアップのタイミングが早すぎるんじゃないか』というアピールが相手チームからありました。4名の審判は互いにアイコンタクトを取り、『これは私が対応する』と3塁塁審が目配せし、アピールに対して的確に対応することで、スムーズに試合を進行することができたのです」

審判員は選手と同様、12の国と地域から選抜されたメンバーで構成。北米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリアと世界中の審判が日本に集合。

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