ドローン・ジャーナリズム

2015年10月14日

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渡辺秋男 (わたなべ・あきお)

クレセントエルデザイン代表

1976年、東京都生まれ。(有)クレセントエルデザイン代表。かつてヘリコプターのエンジニアだった父を持つ。日本機械学会の100周年にちなんだ『100ジュールロボットコンテスト』において、ヘリコプターをモチーフにした作品を出品し創造賞を受賞。現在はシステム開発やウェブ制作の会社を経営し、ドローンによる空撮サービスも行う。空撮映像はフランス国営テレビやNHKをはじめ世界から評価を得ている。
 

 前回「崩れ続ける富士山・大沢崩れを話題のドローンで4K空撮!」の中で、実際の大沢崩れの様子を、富士山「お中道」を歩きご紹介させていただいた。深くえぐれた谷は、近くで見ると大迫力だったが、霧のせいで全体像を捉えることができなかった。リベンジのつもりで再度大沢崩れに出向き、撮影を敢行。今回は晴天に恵まれ大沢崩れの上空から全体像を撮影することに成功した。まずは静止画からご覧頂こう。

 上空から見ると、大沢崩れのえぐれがさらに大きいことがわかる。富士山は見る角度によって様々な表情を見せるが、この角度からの富士山はまさに山体崩壊の危機を感じさせる。

山体崩壊とは

 山体崩壊とは地震や噴火などがきっかけになって山体が麓に向かって一気に崩れる現象のことを指す。めったに起きない現象とのことだが、ひとたび山体崩壊が起きると「岩屑なだれ」と呼ばれる大量の土砂が麓を襲い、甚大な被害が出る。また、そのために山の形が大きく変わってしまうこともある。

 山体崩壊で世界的に有名なのは、アメリカ合衆国ワシントン州スカマニア郡の「セントヘレンズ山」だ。1980年に大噴火を起こし、そのために山体が大きく崩れ甚大な被害を出した。また、山の標高が2950mから2550mになってしまった。

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