使えない上司・使えない部下

2016年6月2日

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吉田典史 (よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年から、フリー。
主に、人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。『悶える職場』(光文社)、
震災死』『あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)『封印された震災死』(世界文化社)など。

 出版社の役員で、雑誌の編集にも関わる編集者・久野在昌氏(仮名・58歳)は、「使える部下」「使えない部下」は紙一重という考えを持っている。

 上司との関係や所属する部署、担当する仕事により、「使える部下」にもなるし、「使えない部下」にもなりうるのだという。

 多くの会社員をみてきたベテランの編集者の目に映る「上司と部下の関係」を聞いてみた。

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身内のスキャンダルまで暴くカメラマン

 私が大手出版社の写真週刊誌で記者をしていた1980年代後半は日航機墜落事故や三浦和義のロス疑惑事件、ビートたけしの「襲撃事件」など、大きな事件や事故がありました。

 編集部には、部内のスキャンダルも追う記者やカメラマンもいました。あるカメラマンが、芸能人が高級マンションに出入りするところを撮影しようと張り込んでいたのです。

 マンションに出入りしている人物を写真に収めますが、そのなかにデスク(副編集長)と愛人が密会している写真があったのです。デスクはカメラマンに写真を見せられると、態度が変わり、「ネガを買うから、ほかの編集者には見せないでほしい」と……。当時は、デジカメが浸透する前の頃です。

 そのデスクは偉そうにしていましたから、反感を買われていたのだと思います。記者やカメラマンからすると、「使えない上司」であったのかもしれませんね。その後、編集をはずされてしまいましたが……。

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