山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2016年5月23日

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京都という土地柄から着物が似合うのだろうか?

京都旅行に訪れたAMJシンガポールの社員

 京都のレンタル着物がブームになっている。昔の貸衣装屋さんは冠婚葬祭や卒業式やお見合いやパーティ用途が専門だったが、最近では誰もが気楽に利用するようになった。誰にも変身願望があるのか、太秦の映画村でお姫様や町娘の格好をしたり、お殿様や忍者や剣客に変身したりするのが流行った。ところが、しばらく前からは夏祭りや五山の送り火の時に若いカップルが着物を利用し始めた。そして、「舞妓はん」に変身する観光客のニーズが本格的なブームにつながった。

 さらに、中国や台湾、香港、韓国からの外国人観光客が増えてきて、最近では主に爆買いツアーの中国人観光客がレンタル着物の需要の多くを占めだしたらしい。

たった3000円で変身願望が満足できる

 タクシーの運転手さんによると、着物のレンタルショップから出てきた4人の中国人観光客が、貸切で数時間の名所旧跡を回るというのが流行らしい。さて、レンタル着物の内容は着物・帯・和装カバン・草履を好きに選べるらしい。着付け付のお任せコースは3000円からあるという。スタンダードコースは4000円、フルコースが5000円で丸一日楽しめるという訳だ。足袋だけは別売りで500円、ヘアメイクも別だから全て入れても1万円以下である。中国の観光客の場合はツアー料金に含まれているから多分半値くらいになっているらしいとタクシーの運ちゃんから聞いたが詳細は不明である。

 さて、中国の観光客の皆さんは他県からバスを連ねて50人単位で五条近辺の大手レンタル着物店に朝一番に入り、絵柄の選択から着付け、ヘアメイクまで流れ作業で行うと1時間はかからないらしい。中国のお客さんは、そのまま名所旧跡を5軒も回れば夕方になる。ホテルに着いたら業者の方がホテルに回収に来ているから、段取りよくその日のうちに洗濯して次の朝一番には次のお客様用に提供されるという仕掛けらしい。今や観光客専門のレンタル着物の大手の店だけで15軒が軒を並べているとのことだ。

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