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2016年7月30日

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宮川公男 (みやかわ・ただお)

財団法人統計研究会会長。1931年生まれ。一橋大学教授・麗澤大学教授を経て本年より現職。著者に『基本統計学』(有斐閣)、『政策科学の基礎』(東洋経済新報社)など多数。

 日経平均株価は日本の経済状況を写す鏡としての歪みが大きくなっており、その信頼性が揺らいでいることはよく知られている。

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 最近では6月3日の『週刊ポスト』が「おかしなおかしな日経平均」という大見出しの特集記事で、日経平均の過度の重視は「国の舵取りさえ誤ることになりかねない」と結論しており、4月18日にも『PRESIDENT』が「なぜ、海外投資家は日経平均を信用しないか」と題し、「ユニクロばかりが影響を与えている」という見出しをつけ、日経平均が歪んだ指数であるという、フィスコ・リサーチアナリスト飯村真由氏による見方を紹介している。また、現在の日経平均の動きが、『週刊ポスト』や飯村氏がともに指摘するように、ユニクロを経営するファーストリテイリングの株価の上下動に大きく左右されており、日経平均はユニクロ指数とまでささやかれている。

「5桁クラブ」が引っ張る日経平均

 日経平均を構成する225銘柄のうち、現在僅か5銘柄から成るものを私は「5桁クラブ」と名づけて注目している。それは株価(日経平均算入株価)が5桁(1万円以上)の銘柄群であり、株価の高い順(7月末日)に、ファーストリテイリング、KDDI、ファナック、ソフトバンク、京セラの5銘柄である。

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