仕事の失敗を実力に変えるメンタルトレーニング講座

2016年7月26日

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大儀見 浩介 (おおぎみ・こうすけ)

メンタルトレーニングコーチ

1979年、静岡県清水市生まれ。東海大学第一中学校サッカー部時代に全国優勝を経験。東海大学一高では主将として鈴木啓太選手とプレー。東海大学進学後、高妻容一研究室にて応用スポーツ心理学(メンタルトレーニング) を学ぶ。現在はスポーツ、ビジネス、教育、行政など、様々な分野でメンタルトレーニングを指導。年間250本の講演活動を行う。12年、メンタルトレーニングを広く伝えるため株式会社「メンタリスタ」を立ち上げ、代表取締役に就任。静岡県スポーツ振興推進審議会委員。帝京平成大学非常勤講師。

やる気は2つに分けられる

 「やる気は、自分でしか上げることができない。なぜならば、『やる気が上がった』という感覚を感じ取れるのは、自分だけだからである」

 今回は「やる気」のお話しをしたいと思います。冒頭の文章を読んで皆さんはどのように感じましたか? やる気を出したい……しかし、なかなかうまくいかない。正直なところ、ちょっと面倒。

 このようなことは誰にでもあることです。しかし、「やる気とは何か」をしっかりと理解していけば、誰でも自分自身のやる気を上げていくことは可能です。

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 ここで、やる気とは何かを探っていきましょう。

 誰しも、好きなこと、面白いこと、楽しいことに対しては、やる気はがぜん高くなり、時間も忘れて没頭してしまうことがあります。それに対して、面白くないこと、複雑なこと、罰がついた時などは、なかなかやる気は上がらないのではないでしょうか。

 ここでわかるのは、やる気にも種類があるということです。人それぞれ感じ方は違いますが、人間のやる気は大きく2つに分けられます。

内発的なやる気と外発的なやる気

 1つ目は内発的な「やる気」です。これは、内側から湧き上がるやる気で、好きだからやる、楽しいからやる、面白いからやる。つまり、自ら進んでやろうとするやる気です。

 もう1つは外発的な「やる気」。外からの刺激でやる気になるもので、怒られるのが嫌だからやる、罰が嫌だからやる、ご褒美や結果・評価・比較・ランキングなどのためにやる。つまり、やらされる「やる気」です。2つの「やる気」を簡単にいえば、「自分でやる」か「人からやらされる」かになります。

 ここで、一つの理論を紹介しましょう。エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱する「自己決定理論」です。この理論では、前述したやる気の変化や分類を説明しています。

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